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カテゴリ:映画・テレビ
『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』 2006年製作・日本
<ネタバレあります。ご覧になっていない方はご注意。> コナン映画の記念すべき第10作目。今回はいつもとスタイルが違い、犯人が直接コナンたちに依頼。それも、いわば蘭たちを「人質」にとり、事件を解決させるというハラハラさせる展開に。そしてオールスターキャストというだけあって、楽しみの幅が広がる作品になっていた。 あくまでも個人的な好みの話なのだが、コナンについてはどちらかといえば、脇役キャラのほうが好きである。一番は小五郎だし、コナンより平次の方が好みだし。恋愛模様も、コナンと蘭よりかは、むしろ平次と和葉、高木刑事と佐藤刑事、小五郎と英理の方が物凄く興味がある。こういう映画は、やはり脇役キャラ派のファンが好みそうだ。 注目は、元祖高校生探偵、 う~ん、なんちゅうキザな奴。でもなかなか頭がいいな。もっとも、この白馬は実は怪盗キッドの変装だったんだけどね。怪盗キッドの変装のために出てきたキャラというのは、なんとなく察しがついていた。 オールスターキャストだけに、登場の仕方が不自然になるのではという不安もあったが、別にさほど不自然なところは感じられなかった。まあ、大山ドラえもんのレギュラー放送最終回と比べたら、遥かにね・・・。佐藤刑事と高木刑事も、あそこでデートしていたとしても不思議はない。 ゲストキャラを見渡せば、古谷徹氏演じる伊東末彦の風貌が、なんとなくシャアに似ていたことなあ?? 「演じる役が違うだろ!」と、心の中でツッコんでしまったし。(ちなみに、本物のシャアは「しんちゃん」のほうに出てます。) あと、警官役で作家の大沢在昌氏がゲスト出演。コナン映画初期のほうでは、お笑い芸人がゲスト出演していたことがあるらしいが、どうもそれは諏訪プロデューサーのお遊びらしく、今回もその類だろう。もっとも全く話題にはされていなかったから、こういう起用はOKである。 ついでに、読者のアフレコ参加も、ファンサービスの一環だから、これもOKである。 ストーリーを見ると、今回はどうしてもコナンと平次の活躍というよりかは、警察からの情報で、事件を解いてしまったような感じである。まあ、コナン自身も探偵を雇うまでもないと言ってたけどね。あと、コナンが新一だとバレた理由は、指紋だったというのがなあ・・・。 って、それだと黒の組織にすぐバレてもおかしくないんだけど!! あの組織のことだから、指紋さえ入手できてしまえば、灰原哀の正体もすぐに突き止められてしまうし、コナンだって・・・。 テレビアニメのほうに悪影響が出なきゃいいけど。 ラストは、事件解決・・・と思ったら、もうひと山出てきて、最後の最後までハラハラさせる展開に。その最後は、結局怪盗キッドが決めちゃったんだけどね。肝心なところで、カッコよく決めやがるぜ、怪盗キッドめ。 ~作品データ~ <解説> 週刊少年サンデーで連載中の青山剛昌原作の国民的人気シリーズ「名探偵コナン」の記念すべき劇場公開第10弾。シリーズの集大成とも言える今回は、オールスターキャストが総登場。謎の爆弾犯の罠に挑む探偵たちが、史上最大最悪の事件に迫る。 <あらすじ> 謎の男の依頼で横浜へとやって来た小五郎とコナンたち一行。しかし、その男は罠を仕掛け、蘭や少年探偵団たちを人質に取ってしまう。タイムリミットは12時間。その間に依頼された事件の真相を解かなければ、蘭たちに取り付けられた爆弾が爆発すると脅される。さらに、その男はコナンの正体が工藤新一である事を知っていて……。(Yahoo!ムービーより) <スタッフ> 監督:山本泰一郎 原作:青山剛昌 脚本:柏原寛司(『ルパン三世』『あぶない刑事』) 音楽:大野克夫(『太陽にほえろ!』) <キャスト> 江戸川コナン:高山みなみ(『魔女の宅急便』) 毛利小五郎:神谷明(『シティーハンター』『平成狸合戦ぽんぽこ』) 服部平次:堀川りょう(『機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光』) 毛利蘭:山崎和佳奈(TVアニメ『格闘美神 武龍』) 工藤新一・怪盗キッド:山口勝平(『犬夜叉』『ワンピース』) 清水麗子:平野文(『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』) 伊東末彦:古谷徹(『機動戦士Zガンダム3部作』) <関連作品> 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 よかったら、クリックお願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月04日 23時07分26秒
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