北朝鮮・江戸時代説
明けましておめでとうございます。お正月は穏やかに過ごされましたか、私は年末に風邪を引き元旦は年賀状と格闘していました。あまり良くない新年のスタートです。ところで、去年の韓国のTVドラマ宮廷女官「チャングムの誓い」は面白かったですね。また完全版日本語字幕のBS放送で本当の声を楽しめるようですね。でも物語の筋は一度宮廷を追われたチャングムが医女として復活したり、ミン・ジョンホがスーパーマンすぎるなど韓国ドラマにありがちなご都合主義で勧善懲悪のいい加減な脚本でしたがそれだけに二転三転する面白さがあり、主演のイ・ヨンエさんの笑顔と唐辛子伝来以前の辛くない薬食同源の宮廷料理の多彩さで多少の矛盾は許してしまえるドラマでした。年末にNHKでイ・ビョンフン監督のインタビューが放送され、監督が一般公開されているドラマのセットでチャングムの母が酢を埋めたところ等を紹介していました。ドラマの宮廷はつくりがやや貧弱に思いましたがセットの規模はかなり大きいものです。 ドラマで庶民の家が藁葺きで貧しい割りに、みんな清潔にしているのが気になったのでいつの時代なのかと調べてみると物語は高麗(918~1392)を倒して500年続いた16世紀初頭の李氏朝鮮、朝鮮王朝中期の中宗(チュンジョン・在位1506~1544)時代の頃で、高麗の国教だった仏教を抑え儒教の厳格な身分制による王の中央集権制だった。西洋はルネッサンスの華やかな大航海時代、日本は室町時代末期の戦国時代で庶民は板葺き住居に住んでいました。明治頃までは衛生思想が普及していなかったので写真などを見ても不潔だったような気がします。近代の帝国主義の時代には欧米各国が先を争ってアジア・アフリカの植民地化を押し進めていました。これに危機感を抱いた日本は明治維新をむかえ富国強兵・殖産興業で国の近代化を図っている頃、李氏朝鮮は中国の清朝と同じ文官重視の中世のまま眠り続け、日清戦争後日本に併合されるまで近代化できませんでした。工業もない国は貧しく道路は舗装されず、庶民はまだ藁葺きの家に住み、政治は混乱していたようです。朝鮮戦争後は南北朝鮮とも軍事独裁政権で日本の徳川幕府のようですね。いま、韓国は民主化されましたが北朝鮮は独裁体制のままです。だから韓国は日本の戦前ぐらいで、北朝鮮は江戸時代と考えましょう。そうすると次は当然戦争になるように思えます。たとえ、北の将軍様がフランスに亡命しても混乱は必至です。関西テレビ1/3の「爆笑07こうなる宣言」の中で独立総合研究所の青山繁晴氏が北朝鮮は'98/5にパキスタンで核実験を済ませ、去年、7/5のミサイル連射はスカッド・ノドン・テポドン2など3種類のミサイルの日本を目標とした発射実験で、着弾地点から精度(目標の1km以内に落とせる)もかなり上がったらしい。10/9の核実験でミサイルに搭載可能な核を完成させ今年中に日本の10都市を目標にした核ミサイルの実戦配備をするかもしれない。関西なら大阪や京都が標的になると断言。青山氏は去年も関西テレビで北朝鮮のテロ活動の危険性を警告していました。6ヵ国会議は進まず、選挙に負けたブッシュ政権は弱い。よく分からない中国の出方次第で今年は大変なことになるかもしれません。山崎さんの北朝鮮訪問はどうなるのでしょう。