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怒りの引越 

怒りの引越>





まだ神戸市に住んでいたころの話です。

2001年2月末に元居た家に越して来たときのこと・・・。



引越し経験数あれど、その家に入居する引越しは最悪のパターンだった。


テレビのCMでお目にかかることの多い業者だからと信頼したのがとんでもな
かったお話。

1人暮らしの引越し、それは荷物の少ない人は単身コースってのがあるけれど。

二階建て一戸建てに住んでいたから荷物はすごい量である。




家族が来て泊まれるようにそういう思いだったから。

確かにその家で、一時期、娘と一緒に暮らした思い出もある。

母や姉、妹、弟たちも来て気軽に泊まってくれた・・・。

その家で震災にも遭った思い出が一杯の13年間、住んだ家。





今の家はちょっと狭いけれど、大家さんが良い人で、
何度も「あなたみたいな人に住んで欲しい」とアプローチがあったけれど、

その気がなくて随分永い間、断っていた。

(空家になっても慌てて入居募集せず人選。私はお眼鏡に適ったらしい)



ところが、前に住んでいた家の法外な家賃値上げに、

ようやくここにはもう住めないと引っ越しを決断。



家財は全部は持っていけないと判断し間引いて、
又、引越し貧乏になってしまった。


もう年だし、お金かけて楽に引っ越したいと

荷物の梱包は全部お任せのコースを選んだ。




目と鼻の先への引越しでも距離には関係ないからとけっこう高い料金だった。
それは仕方ないと思ってるからクレームを言うつもりは毛頭ない!。





当日、朝9時過ぎ、

梱包係の女性が2名来て、荷物を一つ一つ包んでダンボールに入れる作業、

つまり私は何もしなくても良いわけ。





午前中にその作業が終わり、
「車をお待ち下さい」と帰って行った。

あとはトラック待ち。すぐに来ると私は待っていた。






ところが、待てど来ない。


2月末に、暖房器具も片付けて冬の寒い日に、
暖房もない部屋でひたすら待った。



夕方5時過ぎてにようやく車が来た時は怒り心頭に達していた。


その業者に尋ねると、

午前の引越しに手間どり、予定よりはるかに遅く到着したのだった。



積み込みに時間もかかり、応援のトラックが、もう一台来た。

運び終わった時間は夜10時を回っていた。





引越し完了後

「サービスで10分間、なんでもします」というサービスも、

こんな夜も更けて「もう良い、帰って!」と言うのが精一杯。





気休め程度に箪笥や食器戸棚をクロスで撫でて帰って行った。

そんな時間に終わった引越し。

お腹は空くし、情けなく心細かった。




その夜、寝るのに、布団を出して寝るスペースをとるのに、

部屋狭しと置かれたダンボールや荷物を片側に寄せて確保。



夜中1時までかかって何とか入浴しようと思ったところが、

さて、タオルは

石鹸は?どこ????。




職場の人を頼ると、後で役職を利用してと後ろ指を差されるのが嫌で、

本当に1人での引越しだった。



この業者、会社の方針が、

お客さまを忘れていないかな?。












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