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カテゴリ:2006年
最近また、ひとりで暮らしたい病。
「ひとりになりたい」と言うと、よく、 「別々の部屋を持てば?」 とアドバイスをもらいますが、それではダメです。 別の部屋、ではなくて、別の住まいを持たねば意味がありません。 あたしはひとりで「暮らしたい」のです。 家に帰って、人がいるのが、いやなのです。 こんなことをいうと、ダーリンが気を悪くします。 あたしはダーリンを大事にしたいので、 また、ひとりで暮らしたい気持ちよりも、一緒に暮らしたい気持ちの方が強いので(だから一緒にいるのだ) 言う必要がないと判断して、ふだんは言いません。 でも、自分の、いわゆる「嫁」にあたる人間が、白菜をがつんと壁に投げつけ、ぐしゃっとつぶれて葉っぱが散らばっているのを、うんこ座りして眺めていたら、そりゃぁ 「何をしておるのだ」 と、さすがのダーリンでもたずねるわね。 すると、さすがのあたしも、正直に言うしかありません。 「ひとりで暮らしたくて、いらいらした」と。 これね、なんていうかビョーキです。ビョーキ。 「ひとり暮らし < 同居」 このバランスが崩れたときの、ヤマイです。 あんまり人から賛同を得られません。 お友達は、同居の恋人と万一別れても、ルームメイトを探すと言っていた。 別のお友達も、ひとり暮らしはあり得ないと言っていた。 アンビリーバボー。 同居に関するストレスがまったくナイなんて、うらやましいこって。 てっきり誰しも、家に人がいたらうんざりすると思っていたのだけど、 ダーリンだって本当は、あたしをうざいと思いながら帰宅しているのだと思っていたのだけれど、 でもあたしに気をつかって黙ってくれているのだと思っていたのだけど、 違うんだね。 「ひとりで暮らしたい」感覚については、あたしの方が少数派らしい。 ちかごろ、ようやくわかってきたところです。 「今から1週間、ウィークリーマンションで暮らしてくる」 と断言しても、ダーリンは静かにしています。 逆ギレをしたことがないダーリン。 実にありがとう。 ダーリンもあたしの言うことが「まったくもってわけがわからない」そうだが、 あたしの考え方の方向性を、 「ちょこっと変えればいいのではないか」 と控えめに提案してくださる。 そんであたしは、いかにひとりが素晴らしいか、ひとり暮らしが素敵かをとうとうと語り、気が済んだところで、投げつけた白菜を掃除してみる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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