カテゴリ:小話(短編小説SS)
クリスマスプレゼント小話15
下記カッコ内は毎回同内容です。(12/5日記から少々訂正されています) 『今月から日頃お世話になっている方々へお礼を込めて、管理人が無許可で(オイ)小話を捧げます。一回の日記につきお一人様です。勝手に捧げるんで、名前は伏せさせていただきますが、ヒントめいたことは書かせて頂きます。そして楽天の方は訪問させていただきます(忘れなければ^^;)ご本人様がお気づきになった場合、ご質問頂ければお答え致します。(そちら様の掲示板へお返事に伺います)ご本人様以外にご質問いただいた場合は、今回は違いますとだけお答えいたします。(楽天ブログメッセージ機能をお持ちの方は、そちらにてお返事します。それ以外の方はそちら様の掲示板にてお返事します)尚、管理人はそのお方が好みだと思われるものを想像して書かせて頂きます。(ただしBLがお好みの方、この場所ではすみませんが限りなく軽くさせていただきます)お好みが見当違いでしたらすみません。そして場合によっては、NARUTO、るろ剣以外の場合もあります。あと、クリスマスを過ぎてしまったらすみません・笑 順番は、完全にランダムです。では捧げますが…自ら突っ込んでおきます。 「いらねーよこんなもん!!!」』 捧げた方で、気付いてくださった方がいらっしゃいました♪ 捧げた方で、お持ち帰りしてくださった方がいらっしゃいました♪ ありがとうございました! 『あなたの音が聞こえる』(NARUTO-ナルト ナルヒナ・甘甘&純愛)※第一部設定 ある冬の夕方でした。ヒナタはお使いの帰り道、湖の上を歩いていました。これも修業のひとつです。 けれど……。 ヒナタ「きゃっ!」 ヒナタは、バランスを崩して湖に沈んでいきました。 そこへちょうど通りかかったナルト。 ナルト「ヒナタっ!」 ナルトは、すぐに湖に飛び込んで、ヒナタを抱えて岸へ上がりました。 ナルト「だいじょうぶかっ? ヒナタっ!」 ヒナタ「けほっ……あっ、ありがとうナルトくん」 ナルトはヒナタの背中をさすろうとしましたが、そのぬれた髪にドキンとして、一瞬手を止めました。けれど、はっとして、背中をさすってあげるのでした。 ナルト「待ってろよ。すぐ火たいてやっからな!」 ナルトは、薪を集めて火をつけました。たき火の前にヒナタを座らせ、ナルトは隣りに座りました。辺りはもう、すっかり暗くなっていました。 ヒナタは震えながら、うつむいていました。頬が赤いのは、火の明かりのせいでしょうか。寒さで熱があるのでしょうか? それとも……。 ナルト「あーっ、服びしょぬれだってばよ」 ナルトは、上半身を脱いで、服を木の枝に掛けました。ヒナタは一気に顔が赤くなりました。 ナルト「ヒナタは……女の子だもんな。けど、このままじゃ風邪ひいちまうってばよ」 ナルトは思いきって、ぬれた服を着たままのヒナタを抱きしめました。 ナルト「ほら……こーすれば、あったかいだろ」 ナルトは、ヒナタを抱きながら、頬を赤く染めました。胸も少しドキドキしました。 ヒナタは、夢を見ているように、頭の中がぼーっとしていました。 ヒナタ(ナルトくん、あたたかい……) ヒナタは、ナルトの胸から聞こえてくる音に、耳を傾けました。 ヒナタ(ナルトくんの音が聞こえる……) とくん、とくん……。ナルトの心臓の音は、ヒナタを安心させました。 ヒナタ(心地……いい……) ナルト「あれ? ヒナタ……」 すーすー眠るヒナタを見て、ナルトはそっとヒナタを横たえました。そして、ヒナタの顔をながめました。 ヒナタの寝息は穏やかに繰り返されて、そのたび夜空に吸い込まれていきました。 ナルトは、ヒナタの寝息を聞いていました。ほかには何も聞こえませんでした。 ナルトの心音。ヒナタの寝息。一定のリズムで刻まれる、二つの音。 ナルトは、不思議な気持ちになりました。胸が苦しいような、切ないような……。けれど、十二歳のナルトには、それがなんなのか、分かりませんでした。 ナルトはそっとヒナタの頬に触れようと、手を伸ばしました。けれど、ぎりぎりのところで、手を止めて、ひっこめました。 ナルトはヒナタの寝顔を、そっと見守り続けるのでした。 ☆この小話を、ナルト大好きナルヒナ好きの、WJ発売前の即情報充実日記で管理人を楽しませてくださる、いつも小説&小話の感想をくださるありがたいあの方へ捧げます。 『メリークリスマスだってばよ! 応援のワンクリックよろしくなっ! byナルト』 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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