バレンタインデー企画(2008年)
※元拍手御礼小説完全版(拍手御礼小説に加筆しています)
NARUTO-ナルト小話(短編小説SS ※プチ連載) 第一部設定。
『忍たちのバレンタインデー』
(木ノ葉・砂・暁等たくさんのキャラ・ギャグ&ほのぼの&甘甘)
目次
注:BL風味・壊れキャラを含みます。大丈夫な方のみ読んでやってください。
第九話「オトナのバレンタインデー」
カカシが元に戻ったのは、陽が暮れてからだった。気がついたときいた場所は、もちろん宇宙ではなかったが、何故かイルカの家だった。
「イルカ先生! ごめんってばよ~」
「ナルト……、お前、ちゃんと課題をこなしたのか?」
「うん! ばっちし!」
ナルトがニシシと笑うと、イルカはホッとした顔で、ナルトの頭をくしゃくしゃなでた。
「す、すいませんイルカ先生。なんかよく分かんないけど、勝手にお邪魔しちゃったようで…はは。あっ、良かったらチョコ食べます?」
イルカは唖然としながら、チョコを食べた。ナルトからもらい、カカシの唾がとんだチョコを。
大人の世界を繰り広げ始めた二人を背に、ナルトは外へ出た。
「カカシ先生。オレ、ちゃんと先生のこと尊敬してるよ。それに、本当、大切だってば。ただ、どうやって伝えたらいいか、分からなかっただけなんだってばよ」
ナルトは、冬の澄み切った夜空に輝く星を見上げた。
イルカ『カカシさん、オトナの夜を……』
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