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2008.07.01
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カテゴリ:感想
 やっとのことで王子様からカップルになったのに、ふたりはなぜか波風ばかりたててしまう。二十六歳純粋培養乙女・茨城県産のブラッディ笠原とゆかいな仲間たちの激甘ラブストーリー。

 失敗しました。読む順を間違えました。やっぱり『図書館革命』を先に読むべきだった! と後悔してもあとの祭り。のっけから堂上が入院していて「???」状態。本編との絡みがほとんどなさそうなバカップルのための“別冊”なので、割り切って読みました。
 「図書館戦争」シリーズの本編にある良化法をめぐる大きな流れを取り払った結果、残ったのが郁と堂上の激甘ラブストーリーです。そういう意味では、若干キャラクター色が強かったかもしれません。

「明日はときどき血の雨が降るでしょう」
 入院していた堂上が復帰。図書館では、ゴミ箱に捨てられていたバーコードシールを毬江が見つけていた・・・顔に返り血を浴びていい笑顔の女性って、怖いもの見たさで気になります。リンゴの皮むきからおもしろかった。
「一番欲しいものは何ですか?」
 堂上が復帰したことによりキスする機会が減ったことを嘆く郁。堂上が実家に帰った元日、郁も堂上の実家に伺うことに・・・ひどいことをする人がいるんですね。とにかくベタ甘。保存してある写真がたった1枚だけっていうのも気持ちが伝わっていいかもしれません。
「触りたい、触られたい二月」
 キスから先のことでなんとなくギクシャクしてしまった堂上と郁。堂上は少し距離を置こうとするが・・・きっと「ここさえ乗りこえれば、あとは」ってところですね。催涙ガスの中へ飛び込んでいくのはいかにも彼女らしい行動。スキンケアでスキンシップ。
「こらえる声」
 ふたりで初めての外泊。堂上がシャワーを浴びているとき、郁は自分がうっかりミスをしていることに気付いた・・・また新しい二つ名がつくところだった郁。「熊殺し」「ブラッディ」「肉食獣」じゃちょっと悲劇的。でも、やっぱりこらえる方法がちょっと違う気が。
「シアワセになりましょう」
 「もっとふたりでいる時間がほしい」外に部屋を借りたいと言い出す郁だが、堂上はけんもほろろで・・・堂上のほうが完全に一枚上手でした。一気にここまで畳み込んでいくなんて。

 赤面っていうのは大袈裟かもしれないけど、頬が緩むとかいうのはわかる気がします。相手をキライなことではなく、相手をスキだからこそ揉めたり喧嘩したりするあたり、かなり甘い。恋愛の生々しい悩みもあるのですが、それをそうと感じさせないほど楽しく読ませてくれるのが良いですね。
 別冊もとりあえず2冊目までは予定されている模様。だったら手塚と柴崎でしょうか、それとも小牧と毬江、あるいは? いずれにせよ、本編から登場人物が作りこまれているからこそ、こういうスピンオフも楽しみにできるのでしょう。

収録作:「明日はときどき血の雨が降るでしょう」「一番欲しいものは何ですか?」「触りたい、触られたい二月」「こらえる声」「シアワセになりましょう」
関連作:『図書館戦争』『図書館内乱』『図書館危機
2008年6月22日読了





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Last updated  2008.07.01 19:38:30
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