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テーマ:大河ドラマ『龍馬伝』(491)
カテゴリ:2010大河 龍馬伝
体調崩して、寝込んでました。 ただ寝込んでるのも悔しいので昨年末に放映された”坂の上の雲”、イッキに観ました。 ここ数回の”龍馬伝”には文句タラタラ・・が続いているので、”坂の上の雲”観たらどうなんだろうか? ”坂の上の雲”観てもやはり文句タラタラ・・なのだろうか? 結果、”坂の上の雲”を観ても何も文句は出てきませんでした。 では”坂の上の雲”と”龍馬伝”、何が異なっているのか? 練り込み具合が違うのではないか・・という個人的な結論に達しました。 ”坂の上の雲”はよく練り込まれている。 恐らく何度も何度も出来あがっては直し、出来あがっては直し・・をひたすら繰り返して、いろんな意見を取り入れながら、表に出てきた作品だと思う。 対して”龍馬伝”は恐らく作家の個性を何より優先させた。 悪い言い方をすれば、練り込み方が足りなかったのではないだろうか・・。 作家の個性を生かしつつも・・ もっといろんな意見を取り入れ、もっと時間をかけて何度も何度も練り込んで作品を完成させていれば、伊勢谷友介、青木崇高などの俳優陣をもっともっと生かせたのではないか。。 前置きが長くなりましたが、「さらば高杉晋作」2点気になりました。 長崎奉行所での後藤のふるまいです。 あまりにも感情をストレートに出し過ぎている。 かえってそれが、キャラクターを薄っぺらくさせているように感じました。 後藤は近い未来に腹切りを覚悟でモノを申す人です。 ここはもっとしたたかに・・例えばひとかけらのセリフでチクリと刺す”靜”の迫力をみせて欲しかったです。 2点目は高杉晋作の花見のシーンです。 花見のシーン自体は良かったのですが、もっとこの花見シーンを生かせたら良かったなぁ・・と。 何故、高杉晋作が農民にあそこまで支持されていたのか・・ そのへんをもっと描いた方が良かったのではないだろうか・・。 史実とは異なるかもしれないが、俺ならこうする。 戦場では鬼の形相の高杉、しかしいざ戦場を離れると繊細な心配りの出来る男であった。 ”よう、おまえさんの爺さん、床に伏しておったよな。” ”?? 高杉様!” ”高杉様はええんじゃ、高杉さんと呼んでくれ。。まぁよいわ・・。イイ薬が手の入った。これを爺さんに呑ましてやってくれや。” ”こんな農民出の末端の兵士にもったいないお言葉・・。” 桂小五郎に高杉家の訪問を止められた農民達、集まって高杉の話をしている。 ”今考えてみれば、あれは高杉さんの身を案じて用意された薬じゃったんじゃのぅ・・。” そこへ侍がやってくる。 ”?!” ”今日はわざわざ来てもらったのに悪かったゆうて高杉さんがこれを・・。” 開けてみるとそこには例の薬が・・。 農民、居てもたってもいられなくなる。 ”ここで礼のひとつも言わんとわしは一生後悔する。止められてもわしは高杉さんに会いにゆく!” ”わしもじゃ!” ”わしも!” そして花見のシーンが映し出される。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 13, 2010 04:38:10 PM
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