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カテゴリ:ゲームレビュ
最近PCゲームのレビューをしてないので、お叱りのメールをいただく前にやっておこうかと思います。
というわけで、今回は毎度おなじみの戯画より、ショコラ ~maid cafe curio~です。 ストーリー 1日2回移動場所を選びながら毎日を送る流れ。 簡単に言うとヒロインを追いかけていればエンドに辿り着ける作り。 言うまでもなく攻略難易度は低いです。 この作品最大の長所は、登場人物たちのキャラとテンポの良い日常会話。 ヒロインだけではなくサブキャラたちについてもある程度しっかり描かれているのは好感が持てる。 そういったキャラたちによる日常会話は「ああいえばこういう」がとても上手く具現化されており実にテンポが良い。 ギャルゲ特有の非現実的な個性、ネタを用いることなくここまで楽しませてくれる丸戸さんのテキストには脱帽。 しかしそれ以外は特に良いところはなく、シナリオはいずれもパンチ力不足かな~と。 唯一、翠シナリオと香奈子シナリオがちょっと抜けてるかなと思うくらい。 結局、どのシナリオも普通の恋愛+αみたいな感じ。 キャラクター 真名井美里 最後の部分は良かったと思う。が、それ以外は論外かなとも思う。 ちなみにこのルートでは、サブキャラの一人であるバラさんの意外すぎる一面を見れます。 ぶっちゃけあなた何者!?みたいな。 最後の部分を含めたら及第点のシナリオ。 結城すず ギャルゲにありがちな主人公の義理の妹。まあ、ブラコン。 純粋で良い子な感じがするんだけど、兄以外はいらないとか言うようなセリフはどうかな、と思ったり。 主人公も出会ってすぐシスコン。 橘さやか キャラ自身にあまりインパクトがない。とはいえ、ケーキの腕前が凄いと言うことで、次回作のパルフェにも名前は出ている。 シナリオは・・・まあ、微妙ですねと。 桜井真子 このシナリオは恐ろしいほど主人公が情けない。やってみれば分かるほど情けない。 ショコラの中で一番ダメかなと思うシナリオ。 最後にメインヒロインズ 大村翠 僕的メインヒロインその1。 俗に言う、本当は弱いヒロイン。 いつも強気に振る舞って、自分の気持ちには嘘つき。 だからこそ、中学時代からずっと好きだった主人公に告白することは出来なかった。 主人公が香奈子と付き合うようになって、駆け落ちしようとしても、二人のためを思ってそれを引き留めた。 ・・・とはいえ、このシナリオはなぜ恋愛関係になったのか全く不明なシナリオだったなあと思う。いや、他のシナリオもそうなんだけど。 とはいえ、このシナリオは香奈子とのことについても全て決着しているのでそういう点では一番すっきりしたシナリオだったと思う。 やはり迷言は「香奈子さんは、思い出の宝石箱。お前は、手元に置いとく道具箱」であろうかw 秋島香奈子 メインヒロインその2。 俗に言う、寄りを戻すシナリオ。 ずっと主人公のことが好きで、駆け落ち失敗後もずっと主人公のことが好きだった。 そんでもって主人公も香奈子のことに未練を持っていた。 最後には二人とも素直になり、ちゃんちゃんと。 世間的には一番良いシナリオだと言われているが僕的にはどうかな~と思った。 このシナリオは主人公と絡むよりも翠と絡む方が多かったと思う。ま、翠は報われません、と。 ちなみにチロルのシナリオの必要性が感じられない・・・。蛇足のように思えて仕方がない。 変にファンタジー要素入れなくてもいいだろうとは思った。 音楽 ボーカル1曲を含め全部で18曲。 平和でまったりとした雰囲気が出ていると言えば聞こえはいいが、どれもインパクト不足。 シナリオ上で盛り上がりがないのでBGMも耳に残らないものが多かった。 ボーカルはOPに1曲、KOTOKOさんの「Cream+Mint」 曲名通り歌詞も甘くこの作品にぴったり。 「ねぇ、君が大好き意地悪するところ」 主人公以外フルボイス。 演技力は問題なし。皆かなり上手い。 ちなみに香奈子さんの声が小さく聞き取りづらいw グラフィック ボディバランス、端的に言うと胸のサイズがおかしい。真子さんデカすぎで不自然。 立ち絵はバリエーションはそこそこだが、髪の毛などの細かい部分に適当さが滲み出ている・・・ イベントCG少なすぎ。しかも大半がアレ関連って・・・ 背景はなかなかキレイ。 OPはただイベントCGをいろいろ出してみた感じで手抜き風味。 EDは普通のスタッフロールで、特にすごいところもない。 まあ、微妙でした。 既読スキップがない。スキップはコンフィングのところで設定できるのだが。 「無し」「スキップ1」「スキップ2」とあるのだが違いがわからない。実際に使ってみてもわからないw あとバックログがホイールに対応していない。いちいち過去ログをクリックしないと見れないのがウザい。 場所移動・仕事システムは半端にゲーム性がありプレイの妨げになること必至。 せっかくテンポが良いのにこれのせいでブツ切り感は否めない。 結局はその辺にある萌えゲと変わらない。 フォントカラーやオートモードの設定も出来る。修正パッチを入れた場合黒ストッキングの設定もあるが・・・これは何w こんなものはいらないのでもっと重要な機能をちゃんとしてほしかった。 総評 確かにゴロゴロしている萌えゲと比べると「+α」が見られるが所詮は「+α」。 システム面といいシナリオのインパクトのなさといい、結局は普通の萌えゲに落ち着いてしまった印象がある。 ヒロインたちに萌えを感じ可愛いという感情を持てなければこの作品はこの程度にしか楽しめないだろう。 萌えゲをこよなく愛する人には安心してお勧め出来るが、シナリオ至上主義の人にはお勧め出来ない。 ネクスト:PS2販売記念(一体いつの話)戯画の「この青空に約束を―」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 16, 2007 09:44:47 PM
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