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2012.04.05
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カテゴリ:読んだ本
1998年10月 文藝春秋より

同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。が、竜馬はこの薩長に土佐等を加えた
軍事力を背景に、思い切った奇手を案出した。
大政奉還―幕府のもつ政権をおだやかに朝廷に返させようというものである。
これによって内乱を避け、外国に侵食する暇を与えず、京で一挙に新政府を樹立する―
無血革命方式であった。

(裏表紙 紹介文より)


幕府による第2次長州討伐は、徳川慶喜が強気で指揮していましたが、
小倉城が陥落したら急に弱気になって「もうやめる」と引き上げてしまいました。
慶喜って、調子に乗っている時は豪気で大胆だが、事が頓挫すると激しく失望し逃げ腰になる人
だったらしいです。

ほとんどの局地戦で負けていますから、戦争をやめなければならない。
そこで、勝海舟を止戦の使者に立てます。
慶喜は勝が嫌いなので、勝なら危険な使者役で長州に殺されてもいいと思っています。
勝は全権を任せてくれるよう約束して出発。
長州側の「幕府はこんなにひどい」という怒りの訴えを聞いた上で、笑い出し
「幕府は負け、長州は勝ったのです。勝った側はもう許しておやりなさい」と。
その言葉で長州は初めて勝ったことを実感し、止戦に応じます。

しかし慶喜は、勝が無条件降伏してきたことが気に入りません。
負けたくせに長州を懲罰したかったのです。
勝を止戦の使者に送り出した後に、朝廷に勅諚を出してもらいました。
「将軍が亡くなり、上下哀悼しているので、戦いは好ましくないから見合わせよ。
 長州藩は侵略した土地から兵を引き上げよ」という内容。
長州藩は「勝の約束と違う」と激怒、勅諚の受理を断り戦時状態のまま
兵だけを国境内に引き上げます。
勝は幕府の裏切り的な方針転換に嫌気がさし、辞表を出します(この時、軍艦奉行)。
老中・板倉は勝を気の毒に思い、慰留して江戸での閑職を用意しました。


長崎の竜馬には色々と動きが。

お慶という大物の女商人に船を買ってもらうことになりました。
お慶は本当は竜馬に興味があったのですが、竜馬がひっかかってこないので
代わりに陸奥陽之助を愛人として、それを担保としたのです。
陸奥陽之助は海援隊のナンバー2的な人で、竜馬の信頼も厚いのです。

土佐藩との距離も近付きました。
土佐藩はずっと攘夷と言ってきて、今も佐幕ではありますが、近代化も始めたのです。
そのために、後藤象二郎が長崎へ船や武器を買いに来ています。
後藤象二郎は土佐の山内容堂のお気に入りで、『穴の開いた大風呂敷』と言われ
藩費を際限なく使う人です。
国元からは浪費だと非難轟々。
実際、相場より高い金額でも買っちゃうし、接待というか自分が遊んでるというか
花街でも湯水のようにお金を使っていて、外国商人からも「金を払え」と言われるような人。

竜馬と後藤象二郎が話し合い、手を結んだのです。
竜馬の思想は幕府を倒し、藩を倒し、殿様も家老も上士もない万民が公平である世を作る。
後藤は、竜馬の海援隊を土佐藩の支配下において、経済的に潤いたい。
竜馬は、海援隊を土佐藩と同格で提携したい。
互いの利益を考えて妥協することに、脱藩を許されることになりました。


政治の動きはいよいよ転換期。
四賢侯会議というものが開催されます。
薩摩、長州、土佐、備前の代表が会議をしようというもの。

薩摩、長州、土佐藩の中岡慎太郎の思惑では、
孝明天皇の死後、後を継いだ幼帝にはたらきかけて倒幕の勅許をもらい、
倒幕後は4州による合議制にしようというものです。
幼帝に対する朝廷工作は、薩摩&中岡慎太郎が岩倉具視に働きかけて着々と進んでいます。

で、四賢侯会議に出席する土佐の山内容堂。
任侠肌で気分的には攘夷志士的、現実には佐幕派(山内一豊の子孫だから徳川に恩がある)、
気分で態度がころころ変わる人だそう。
会議にもノリノリで「東山に骨を埋めるつもりで行く」と言って出かけたんですが、
勅許によって倒幕となったら困るから、途中で帰ってしまいました。
私的には面倒くさい人、変な人という印象です。
その結果、幕府にもいい顔、攘夷にもいい顔をずっとしてきて、いよいよ倒幕直前という時に
土佐藩がどう振る舞えばいいかわからず、困っている状態。
竜馬が例えて、2人の愛人にいい顔してきた女が双方から結婚を迫られ困っている状態、
もう死ぬしかない、と表現していました。

それを打開する方法はないかと持ちかけられて、竜馬が出した案が大政奉還。
土佐藩に対しては、幕府が大政を奉還し、一藩に戻れば政治に対して責任がなくなるので
薩摩・長州も幕府を討つ理由がなくなると説明。
薩摩・長州に対しては、徳川家が大政を返したら、国の政治を朝廷中心の合議制に変え、
徳川が抵抗すれば討てばよい、いやきっと徳川は抵抗するからと説明。
どっちに対しても、自分が有利と感じられる案を出したのです。
もっとも竜馬的には戦いになると思っていたようですけど。

そして、有名な船中八策を策定します。
政治の主体を手に入れた後に、どうやって国政を運営していくかを定めたものです。

第二策 上下議政局をを設け、議員を置きて、万機を参賛せしめ、万機よろしく公議に決すべき事
など、上院・下院のように議会をおいて合議制にしようという民主政治の基礎を掲げたもの。
 
ただ、実際には維新政府による独裁が続き、明治23年に貴族院・衆議院がようやく発足した
そうですけど。
やはり維新政府は、ただ自分達が権力を手にしたかっただけなんだなあ。
竜馬のように本当の民主国家を作りたかったわけではない。
竜馬が生きていたら、日本は変わっていただろうとすごく思います。






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Last updated  2012.04.05 12:33:47
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