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2015.02.16
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カテゴリ:読んだ本
2006年04月 宝島社より
2008年05月 文庫化

もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください---。
きっかけは絵馬に書いた願い事だった。
「嫁に来ないか」と書いた明青(あきお)のもとに神様が本当に花嫁をつれてきたのだ。
沖縄の小さな島でくりひろげられる、優しくて、あたたかくて、
ちょっぴりせつない恋の話。
選考委員から「自然とやさしい気持ちになれる作品」と絶賛された第1回
『日本ラブストーリー大賞』大賞受賞作品。

(裏表紙 紹介文より)


日本ラブストーリー大賞というのを受賞していますが、主催は宝島社なので
すごい権威がある賞というわけではないのかもしれない。

舞台は沖縄県の与那喜島。
特別な産業もなく、人口減少で過疎化が深刻な島に、リゾート開発の計画が持ち上がる。
主人公・明青は開発会社が手がけた別の島のリゾート地を視察に出かけ、
観光の途中で、縁結びの神社に絵馬を奉納する。
しゃれのつもりで絵馬に「嫁に来ないか。幸せにします」と書いた明青。
数日後に「お嫁さんにしてくれますか」と手紙が届く。
そして現れた幸という美しい女性が、明青の家で一緒に住み始めて・・・という話。

幸に強く惹かれながら、明青は自分に自信がなく、本当に結婚してくれるのかも
なかなか信じることができないし、確かめることもできない。
幸はおおらかでのびのびと振る舞っているが、つらい過去があるらしく
時々憂いを見せる。
そんな2人の初々しいようなもどかしい恋愛が描かれ、謎めいた幸の過去とか
絵馬がきっかけという目新しい設定などで、途中までは面白く読みました。

ただ、終盤になると、なんでそうなっちゃうのかねという展開になり
ちょっとがっかりでした。

カフーは明青が飼っている犬の名前であると同時に、果報の沖縄の方言らしい。
この本のテーマとしては、幸せは待つばかりではやってこない、自分の力で取りに行けと
いうことみたい。



以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。
























明青は右手が生まれつき4本の指が癒着してしまっている障害を持っています。
幼い頃に父親が事故死、小学校の時に母親は明青を置いて家出。
そのために自分に自信がない。

島にリゾート開発の計画を持ち込んだのは、島の出身で明青の親友でもある俊一。
俊一は子供の頃から有能で女性にもてて立ち回りがうまい。
開発計画を進める会社の社員として、やり方が強引すぎたり、ずるい所もありますが、
衰退していく島の未来を心配して、開発計画を持ち込んだのも事実なんだろうと見えます。

明青と幸の仲はもどかしいくらいに進展しない。
明青がコンプレックスがあるからなんですが、それでも小さな事件が起きるたびに
少しずつ進展していく。
そして、とうとう幸との結婚を決意する明青。

しかし明青のもう一人の親友・渡が、やめろと止めるのです。
実は幸は、開発のための立ち退きに同意しない明青を移転させるため、
俊一が仕組んだことだ、と。
明青の家で幸からの手紙を見た俊一が、この手紙を利用しようと知り合いの女優に
声をかけて呼びよせ、明青が結婚したくなるように仕向けろと命じていた。
結婚となれば新居なども欲しくなって移転に同意するだろう。
女優は借金があり、そのために100万円を払うことになっている、と明かす。

えー、俊一って親友じゃないの?
ちょっと笑える冗談ならともかく、明青に結婚という人生の一大事を決意させておいて、
でも女優が結婚するわけないことは最初からわかっている。
深い心の傷を負うであろうことは容易に想像できるのに、そんなことするんだ?
それって親友って言わないよね。
それを見ていて黙っていた渡もどうかと思うよ。
いくら移転に同意して欲しいからって。

明青は静かな気持ちで諦めて、借金のためにそこまでしなければならない女優に同情、
幸に、自分は他の女性と結婚することになったから出て行ってくれと言い、
今まで家事をしてくれたお礼にと100万円を渡す。

・・・・なんつーか、ダメな男だな。
文中で幸が「いくじなし」と非難するシーンがあるんだけど、ホントその通りだと思う。
叶わない恋だとわかっていても、そこまで愛した女性なら自分の本気を全て込めて
プロポーズくらいしなよ。
それで幸がいなくなっても、それを受け入れる覚悟はあるわけじゃない。
そもそも、その女性が本物の幸なのか、俊一が呼んだ女優なのか判明していないわけです。
これまでの『幸』の言動から、それが本気の想いなのか見分けられないのかと思う。

幸は家を出ていき、その後、明青は渡から、俊一は女優に騙されて前金だけ奪われ
女優は島に来ていなかったと知らされる。
「結局、あの女性は誰だったんだ?」と苦笑まじりに言う渡が意味わからない。
渡も幸からの手紙を見ているわけです。
本物の幸だったとわかるわけですよね。
「俊一が、明青の結婚話を壊してしまったと青くなっていた」とか他人事みたいに
言っているけど、あなたも共犯だよね?
親友とか言いながら、最悪の交友関係だな。

いなくなった幸からの「宝物を探して」というメッセージを受けて、
明青はデイゴの木の上に残された母のペンダントを見つける。
それは幸が残していったもの。
木から下りた明青は、脱ぎ捨てた自分のサンダルがきちんと揃えて置いてあるのを発見。
それは幸がいつもしてくれたことで、明青は幸が近くにいるのだと悟る。
大声で幸を呼びながら周囲を走り回る明青。
しかし幸の姿はない。

・・・・・なんで?
家を出て数日経って、明青が宝物を見つけるまでストーカーのように見張っておいて、
明青が必死に探し回って本当に愛されているのは自分だと理解しつつ
なぜ出て来ない?
もう、ほとんど意味がわかりません。

数日後に幸から明青に手紙が届き、幸の生い立ちが明らかに。
明青の母は駆け落ちするために、明青をおいて島を出て行った。
その駆け落ち相手の連れ子が幸。
幸は幼い頃から明青の話をよく聞かされており、青く明るい島と明青に憧れを抱いていた。
失職した父が幸と母とに暴力を振るうようになり、幸が二十歳の時に母は再び家出。
孤独の中で、明るい家庭での平凡な幸せを望みながら、不倫の恋に破れた幸。
自殺しよう思った矢先に明青の絵馬を見て、憧れ続けた明青と結婚したいと思った、と。

そして明青は幸を探す旅に出るのです。
どこ探すんだろう?
絵馬を奉納した神社で、幸が再びストーカー並の執念を発揮して
明青が来るのを待ってそうな気もするけど。

設定とかストーリー展開とかすごく面白いのに、最後の最後で人間がダメ過ぎて
楽しく終われない。
残念な話でした。





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Last updated  2015.02.18 12:49:07
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