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2015年06月08日
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カテゴリ:エンジン関係
Smartのギア変速システムの話です。
ソフタッチと言います。
んーっとたしか、ボッシュの独占特許だったと思います。
ええ、ソフタッチというシステムは、ボッシュの物なんです。

このシステム、451までの話として、スマートだけにしか搭載されていません。
ルノスマが一体どう言うシステムなのか、一切の情報がありません。

MCC~450~451と言う系譜が、ルノスマでどうなる事やら……。

ところで、スマートはオートマ車として認知されていますが、ホントはマニュアル車なのです。
ただ、コンピューター制御での自動変速装置が付いていると言う事で、日本市場向けにオートマ車として車両登録されただけです。
はい、2ペダルのマニュアル車が正式な形態です。

スマオーナーならご存じのシフトノブです。

1506ソフタッチ00.jpg

スマに乗った事の無い人のために、解説しますと……、

1506ソフタッチ01.jpg

マニュアルモードでは、+方向と-方向で、シフトアップ・ダウンします。
ギアが操作出来る状態で、1.右に倒すとニュートラルで、そのまま手前に2.引くと、リバースです。
操作するに際して、ギアを探す風の感覚はありません。
どちらかと言えば、ゲーセンのレバーの感じです。
+方向に軽く倒すだけ、-方向に軽く倒すだけ……、そんな感じの操作感です。

1506ソフタッチ02.jpg

ちなみに、エンジンを始動する度にオートマモードです。
一度マニュアルにすると、イグニッションを切るかシフトノブの切り替えボタンを押すかしないと、自動変速には自動では戻りません。
マニュアルにするには、レバーを操作するだけで、マニュアルです。

私、基本マニュアルの人なので、このリセット機能がウザいです。
リセットでは無く、レジューム機能(最後の動作を覚えている)にして欲しいのだけど……。

さて、ソフタッチですが、何度もカキコするように、本来はクラッチ操作無しのマニュアルシフト装置なのです。
車速や回転数に応じて、ギア操作の度にコンピューターがクラッチを入り切りしてくれるのです。
(ですから、いきなりの2速スタートとかは出来ません。出来れば便利なのに……。)

これは、日本車には無い優れ物です。
今や、殆どの日本車はベルトやトルコンを介した変速装置で、クラッチを入り切りするオートマ車はありません。
私の知識の中では、自動クラッチ車は無いと思いますが……。
日産のクラッシックカーにお乗りの方なら、いらっしゃるかも……。

エネルギーロスが少ない、自動クラッチ車のヨーロッパ車なら、BMWとかにも装着されています。
ただし、ソフタッチと言う装置では無く、機能は同じ様な物ですが別の名称の機材です。
あれ、なんて名称だったかなぁ…、峠登ったり下ったりの時、シーケンシャルレバーをガチャガチャやってたけど…。

さて、スマオーナーの方達。
このソフタッチ君が、健気に働いているのにお気づきですか?
一度、オーディオを切って、エンジン音に耳を傾けて下さい。
と言うのはね、OTBを取り付けてから、最近改めてこの装置のすばらしさに感心したのです。
取り付ける前までは、タコの針を目の端でとらえつつ、エンジン音を聞きながらシフトアップしていました。
OTB装着後、マニュアルのシフト操作がついていかない時が多々あります。
兎に角、エンジン回転の跳ね上がりが凄い。
ポンポン加速するので、オートマ利用にし始めました。
不思議な事に、ソフタッチショックも軽減しました。
OTBのお陰です。

で、これからが本題。
マニュアルで走っていた頃は、当然ギアダウンもマニュアルです。
ソフタッチはマニュアルモードでも、ほっとけば自動でギアダウンしてくれますが、ハードやタイトなブレーキを踏んでいると、ギアダウンが付いてきません。
直ぐ加速する時に、2テンポ遅れます。
だから、ブレーキング中のエンジン音で3速・2速と言う感じに落としていってました。

最近、オートマモードで走り始めると、今更のようにソフタッチ君の働きに感心するのです。
例えば、5速で走行中信号が変わり、タイトなブレーキを踏んだとします。
車速は、ほぼ2速程度、ソフタッチは一度空吹かしして、ギアダウンします。
憎いね……、ちっちゃくブォンと吹かして、ギアを2に入れます。
これ回転合わせているんだよね。

昔、クラッチがギアとシンクロしていなかった頃、滑らかな運転をする必須として“ダブルクラッチ”と言う技術がありました。
今でも、一部のレースカー等ではこれをしてますが、要は、一度ニュートラルに戻して、エンジンを吹かし、回転を合わせてギアを繋ぐ一連の操作です。
ギアアップはそうでも無いのですが、ブレーキング中のギアダウンは至難の業です。

どんな感じなのか“右京さん”の足裁きを見て下さい。

 https://www.youtube.com/watch?v=wvxDWlXfPJc

ブレーキを踏みつつ、クラッチを切り、ギアを抜き、エンジンを吹かし、クラッチを切り、ギアを入れる、そしてアクセルを踏む。
これを1秒足らずでやっておられます。

トルコンがあれば、これはしないで済むかな……。
レースは出来ないと思うけど……。
ちなみに、現在のF1では、ソフタッチに近い機構でオートマ操作をしています。

話はもの凄く脱線したけど、ソフタッチ君が回転を合わせる作業している、と言うのは解って貰えたと思います。
え?よく解らない??
スマ君の減速時、静かにエンジン音を聞けば解りますよ。

オイルやベルトを使わない、自動クラッチ装置なら“回転を合わせる”のは必要な事なのですよね。

で、OTBの図です。
要は、アクセルコンピューターです。

1506ソフタッチ03.jpg

上矢印がOTB本体。
(オーバー テイク ブースター)
赤矢印がブーストボタン。
黄色矢印は、ノーマルとOTBモードとの切り替えスイッチ。
この、OTBモードで走ると、ブーストボタンを押さなくてもソフタッチショックがかなり消えます。
エンジンの起ち上がりが早くなったからだと思います。

ところで、日本の軽や小排気量自動車は、どうしてこの軽量コンパクトな装置に進まなかったのだろう……。
日本の技術だと、ソフタッチより良いものつくりそうだけど……。
やっぱ、オイルやベルトの方が良いのかなぁ……。
あっそうそう、これいっとかなきゃ、ソフタッチは、1速でもRギアでも、止まってる時はニュートラルギアと同じです。
下り坂は下り始めるし、上り坂は後退し始めます。
あ、勿論、エンジン始動時用に、ニュートラルギアもありますよ。
以上、今日はスマオーナーにとってはお退屈様でした。






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最終更新日  2015年06月08日 00時18分01秒
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