セールの中のストッキング

goo注目ワードピックアップ・・・若者の間でブームの“透けるタイツ”とは

女性の足元に、ある変化が起こっているのをご存じでしょうか。ストッキングメーカーや下着メーカー各社が若者向けの新たなブランドを発表するなど、この春の一大トレンドとなっている、パンティストッキング。90年代に始まった「生足ブーム」以降、ここ最近はレギンスやトレンカ、ニーハイソックス、カラータイツといったほかのレッグウェアに押されがちで生産量が激減していたというストッキングが、「透けるタイツ」や「シアータイツ」と呼ばれ、10代から20代前半の若い女性に受け入れられているのだとか。

●小学生の間でも黒ストッキングがブームに？

発言小町のトピック「どうして黒のストッキング？」は、若い子が黒いストッキングをはいているのをよく目にするようになったという、ある女性からの投稿。小学生がショートパンツに合わせてはいているのがレギンスや靴下ではなく、透け感のあるストッキングであったため、不思議に感じたという相談者。最近の流行なのかと問うと「今、またストッキングがきてるんだよ」（カンカクフルイさん）や、「しばらくレギンスがはやりでしたが、レギンスがややすたれてきて、ストッキングに移行しているそうですよ。だからといって急に肌色のストッキングになるわけではなく、レギンスの頃からの違和感が少ない黒ストッキングが流行っていると聞いたことがあります」（aiさん）といった回答が寄せられました。

大人でもフォーマルシーン以外では出番が少なくなりつつあった「黒ストッキング」が、若い女子の間で、デニムのショートパンツなどカジュアルなアイテムと組み合わせられ、支持されている様子。厚手のタイツにはない「透け感」が、春先から夏にかけての季節感と相俟って、足元のおしゃれに新鮮味を添えているようです。

●続々発表、各社の新ブランドをチェック

産経ニュース「“ナマ足”ブーム終焉　大人美脚にストッキング」によると、下着メーカーのグンゼが、新社会人など若い女性を対象としたブランド「Mirica（ミリカ）」を発表。また、ストッキングメーカーのアツギもブランド「ASTIGU（アスティーグ）」を強化し、11種類のストッキングを投入。アツギのオフィシャルサイトによれば、「黒、爽、魅、輝、透、肌、圧、強、指、開、止」の漢字をあしらったパッケージで、蒸れやすい夏場の快適さを追求した５本指タイプや、つま先部があいているオープントゥタイプなど、シーンに合わせたアイテムが選べるようです。

さらには、下着メーカーばかりでなく、ファッション誌も参戦している模様。オリコンDDが運営する女性情報サイト「JOSHI＋」によれば、『sweet』など人気ファッション誌を出版する宝島社が、レッグウェアブランド「collants secrets（コランセクレ）」を発表し、第一弾商品として『collants secrets 秘密のタイツBOOK』を書店にて発売。「透けタイツ」にコーディネートBOOKを付け、「サイドリボン」、「プチドット」、「黒アルファベット」の３柄から選べるのだとか。はきなれないストッキングも、コーディネートBOOKがあれば、日々のファッションに抵抗なく取り入れることができそうです。

●原宿系女子に大人気の「タトゥータイツ」とは

女性向けのニュースサイト「モデルプレス」によると、新感覚の「タトゥータイツ」が、原宿系女子に大人気とのこと。タトゥータイツとは、タトゥーのような柄が入ったストッキングのことで、自分の脚にタトゥーを入れたような雰囲気を楽しめるというもの。原宿にあるレッグウェアのセレクトショップ「AVANTGARDE（アヴァンギャルド）」では、花柄、チャーム模様のタトゥータイツをはじめ、ディズニーコラボプリントストッキングなどの取り扱いがあるようです。

市販されているものでは飽き足らず、自らタトゥーをデザインしてしまうこだわり派も。NAVERまとめ「こんなに簡単！タトゥータイツの作り方まとめ」には、自作したタトゥータイツの画像をブログに上げたAKB48のメンバー、仁藤萌乃の作品をはじめ、タトゥータイツ職人のブログが紹介されています。作り方はいたって簡単で、デザイン画の下絵をストッキングの中に入れ、その柄を油性ペンで上からなぞるだけなのだとか。思い通りの場所に柄を入れるのにはコツが要りそうなので、挑戦したい場合は、安いストッキングなどで練習するのがベターかもしれません。

昨今のレギンスブームで、夏でも脚を出すことに抵抗のある女性も多いのではないでしょうか。「おしゃれは足元から」といいますが、若者のトレンドを参考に、清涼感のあるストッキングを普段のコーディネートに取り入れると、オフィスファッションにも新鮮味がプラスされるかもしれませんね。（gooサーファー）