9875557 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ココノコボ

ココノコボ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ココ+

ココ+

日記/記事の投稿

カテゴリ

カテゴリ未分類

(32)

安楽伝 あらすじ

(37)

花朝秋月夜~時をかける愛の音色~あらすじ

(8)

七時吉祥(シチジキッショウ) あらすじ

(5)

長相思 シーズン1あらすじ

(1)

虚顔(キョガン)~偽れる顔と真実の愛~全8話

(8)

今宵、若様は恋におちる 全38話

(38)

花令嬢の華麗なる計画 全24話

(24)

覆流年〜復讐の王妃と絶えざる愛〜全30話

(30)

星漢燦爛(セイカンサンラン) 全56話

(56)

【現代劇】マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~全40話

(40)

馭鮫記(ギョコウキ)後編:月に愛を誓う 全20話

(20)

馭鮫記(ギョコウキ)前編:月に君を想う 全22話

(22)

蒼蘭訣 ~エターナル・ラブ~ 全36話

(36)

夢華録 全40話

(40)

九齢公主~隠された真実~全40話

(40)

屏里狐~私の愛する守り神~全22話

(22)

玉昭令 全52話

(52)

風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~全40話

(40)

雲間の月は輝きて~運命の恋人~全40話

(40)

斛珠夫人~真珠の涙~全48話

(48)

風起隴西-SPY of Three Kingdoms-全24話

(24)

長歌行 全49話

(49)

上陽賦~運命の王妃~全68話

(68)

【現代劇】イジワルな君に恋をした~Sweet First Love~全24話

(24)

星から来た猫将軍 全16話

(16)

琉璃 全59話

(59)

花の都に虎われて 全24話

(24)

燕雲台-The Legend of Empress-全48話

(48)

皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて 全40話

(40)

山河令 全36話

(36)

麗姫と始皇帝~月下の誓い~全48話

(48)

天舞紀~トキメキ☆恋空書院~全28話

(28)

三千鴉の恋歌 全30話

(30)

宮廷の茗薇~時をかける恋〜全40話

(40)

東宮~永遠の記憶に眠る愛~全55話

(55)

夢幻の桃花~三生三世枕上書~全56話

(56)

大明皇妃〜Empress of the Ming〜全62話

(62)

白華の姫~失われた記憶と3つの愛~全58話

(58)

陳情令 全50話

(53)

如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜全87話

(87)

如歌~百年の誓い~ 全52話

(20)

月に咲く花の如く 全74話

(74)

扶揺〜伝説の皇后〜全66話

(26)

霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~全63話

(64)

永遠の桃花~三生三世~全58話

(58)

本国配信ドラマ

(36)

華流エンタメ・その他

(11)

お知らせ・その他

(2)

コメント新着

ココ+@ Re[1]:七時吉祥~エンドレス・ラブ~#5あらすじ(06/03) New! ぽんぽんさんへ 「これどうでも良い話じゃ…
ぽんぽん@ Re:七時吉祥~エンドレス・ラブ~#5あらすじ(06/03) New! ココさんへ 小説ありがとうございます😊 …
ココ+@ Re[1]:七時吉祥~エンドレス・ラブ~#4あらすじ(06/02) ●はなはなさんへ >このドラマももはやち…
ぽんぽん@ Re:七時吉祥~エンドレス・ラブ~#4あらすじ(06/02) ココさんへ あらすじありがとうございます…
はなはな@ Re:七時吉祥~エンドレス・ラブ~#4あらすじ(06/02) 今日もありがとうございます💛 録画たまり…

バックナンバー

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

ご訪問ありがとうございます
あらすじは予告なく中断・削除することがあります
なお事情により現在はリクエストにお応えしておりません
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎


お買いものパンダ Edyキーホルダー(ラバー)
価格:1430円(税込、送料別) (2021/12/18時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]











2021.05.09
XML


三千鸦杀 Love of Thousand Years
第29話「愛する力で」

仲間たちを守るため2人だけで妖王との決戦に挑んだ傅九雲(フキュウウン)と覃川(タンセン)。
しかし九雲が分身と張った五行の陣は妖王に破られ、反撃を受けてしまう。
妖王の妖術は覃川をかばった九雲だけでなく、洞窟に足止めされていた眉山(ビザン)君たちにも及んでいた。

覃川は自分をかばって動けなくなった九雲の異変に気づいた。
「九雲?九雲!どうしたの?…九雲に何をしたの?!」
「傅九雲は内なる魔境に捕らわれたのだ、1刻以内に気が尽きて死ぬであろう」
妖王は九雲を助けたくば清瑩石(セイエイセキ)を捨てて、おとなしく霊灯を渡せと迫った。

…師匠の絵の中で戦鼓を叩いている驪(リ)国の帝女
九雲は危機一髪のところで覃川を救い出したが、敵兵に崖まで追い詰められた
『九雲!怖いわ』
『川兒、安心しろ、今度は絶対に守ってみせる』
九雲はたった1人で応戦していたが、その間に覃川がうっかり足を滑らせ、崖から転落してしまう
しかし咄嗟に駆けつけた九雲が危ないところで覃川の手をつかむことに成功した
『九雲!助けて!』
九雲は覃川の手を離すまいと堪えていたが、このままでは2人もろとも落下してしまう…

覃川は清瑩石をあきらめ、九雲に駆け寄り必死に声をかけた。
「九雲、しっかりして、私はここにいるわ」
…その時、九雲は崖っぷちで覃川の手を必死につかんでいた
『傅九雲!その手を離して!』
覃川は九雲の魔境に入り込み、九雲を説得する
『離さないぞ…離すものか…』
九雲は取り憑かれたように幻覚の覃川を助けようとしていた…

…眉山は竹林の中で愛しい辛湄(シンビ)の姿を見つけた
しかし辛湄は背を向けたまま、顔を見せてはくれず、そのまま去って行く
『辛湄!こっちを見てくれ!待ってくれ!分かっている!俺が悪かった!』
眉山は慌てて追いかけようとしが、足が土に埋まって歩けない
『辛湄!愛している!…辛湄!行かないでくれーっ!』

…左紫辰(サシシン)は驪国に攻め入った父に剣を突きつけていた
『はっはっはっ!裏切り者はお前の方であろう?それは天原国の詹事(センジ)服ではないか?』
『違う!私は裏切り者ではない!』
すると父の姿が消え去り、いつの間にか自分が詹事服をまとっていることに気づく
『私は裏切り者ではない!』

…玄珠(ゲンシュ)は香取(コウシュ)山にいた
『紫辰〜!花を見に行きましょう!』
しかし琴を奏でる紫辰の隣には覃川が座っている
覃川は玄珠に気づいて振り返ると、勝ち誇ったように満面の笑みを浮かべた
『私のものが欲しいの?』

その時、妖術を受けた亭渊(テイエン)は苦しそうに胸を押さえていた。
しかしふと気がつくと、他の3人の様子がおかしい。
3人は焦点が定まらない様子で、何やら独り言をつぶやいていた。
「左詹事?大丈夫か」「違う…私は裏切ってなどいない…」
「眉山?どうした?」「辛湄、愛しているんだ…」
「玄珠姑娘?」「紫辰…」
亭渊は自分だけ妖術に掛からなかったと気づき、結界を破いて出て行った。

…九雲は覃川の手を離すまいと必死だった
しかしふいにもうひとりの覃川の姿に気づく
『手を離すのよ、九雲、離して!』
九雲は覃川の必死の説得でついに幻影の覃川の手を離し、ようやく目を覚ました。

「まさか内なる魔境から抜け出せたのか?!」
妖王は感心していたが、すでに清瑩石はその手の中にある。
「早く霊灯をよこせ!さもないと命はないぞ!」
すると九雲は覃川と手を取り合い、立ち上がった。
「それもよい…共に死ねるなら」

九雲と覃川は決死の覚悟で妖王に挑んだ。
しかし7つの力が揃った妖王にとって2人は敵ではなく、九雲と覃川は激しく投げ飛ばされ、もはやなす術ない。
その時、突如、亭渊が現れ、不意をついて妖王の胸に剣を突き刺した。
「グフッ!たかが人間ごときに私が倒せると?」
「長年、耐えて来たが、特別な力を持つ本当の天原国太子は…この私だ!」
すると苦しみもがく妖王の手から清瑩石が転がり落ち、洞窟にいる3人も魔境から解放された。
( ๑≧ꇴ≦)えええーっ!亭渊いまさら?!

亭渊は覃川と九雲に早く五行の陣を作れと叫んだ。
「もうもたないぞ!」
すると妖王は亭渊の首を絞め、投げ飛ばしてしまう。
しかし一足先に清瑩石を奪い返した九雲が五行の陣で妖王を捕らえ、陣主の覃川が術を唱えた。
「うっ…私が死ねば天下太平になるとでも?私が死んでも間もなく妖神が復活する!
 全ての妖魔がよみがえるのだ…この世はこれから妖魔の天下だあぁぁぁぁーっ!」
火口に響き渡る妖王の断末魔、やがてその身体が離散すると、覃川は霊灯で妖王の魂を吸い込んだ。

覃川と九雲はついに妖王を倒した。
喜んだ覃川は自分に生きる幸せを教えてくれた九雲に心から感謝し、ずっと一緒にいたいと願う。
九雲は人も羨むような夫婦になろうと誓い、妖魔を倒して添い遂げようと笑った。
「宿命は変えられるわ、約束して、必ず生き抜くと」
「約束だ」
その時、眉山たちが駆けつけた。
眉山は自分たちを閉じ込めた九雲に怒り心頭だったが、紫辰が長居は無用だと急かす。
しかし突然、地響きと共に火口が揺れ始めた。
妖王の死をきっかけに妖神が復活したのである。
するとついに湧き上がる溶岩と共に巨大な妖神が姿を現した。
「南蛮妖王の目的は妖神の復活だったのか…」
九雲はようやく師匠が言い残した言葉の意味を理解する。
「妖神が復活したら止められる者はいない…師父、未来の災いとはこのことだったのですね」

巨大な妖神が火の玉を投げた。
覃川たちは咄嗟に避けたが、その凄まじい威力で吹き飛ばされてしまう。
するとちょうど同じ場所にいた眉山と亭渊、紫辰が妖神の標的となり、3人は力を合わせて何とか持ちこたえた。

覃川は3人を助けようと立ち上がったが、九雲が咄嗟に引き止める。
「川兒…終わらせるんだ」
「嫌よ…」
妖神を倒すためには霊灯をともし、覃川の魂を捧げるしか方法はない。
しかし覃川は九雲と一緒にいたいと拒んだ。
「宿命は変えられぬ…
 川兒、誰もが妖魔のいない世界を願っている、私の存在はそのためのものなのだ
 そなたとの日々が私の一生で最も幸せだった…」
「ダメよ!霊灯はともさない!ずっと一緒にいるのよ…離れたくない…そうでしょう?九雲!
 お願いよ…あぁぁぁぁ…」
泣き崩れる覃川、しかし帝女の使命を果たそうと思い直し、覚悟を決めるのだった。
(つД`)ノ ぁぁぁぁ~

一方、ひとり岩陰に投げ出された玄珠は、目の前に霊灯が転がり落ちていることに気づいた。
確かにしがない諸侯の娘だったが、一度は燕燕(エンエン)の代わりに公主として驪国の民を守ろうと誓ったことを思い出す。
目の前には紫辰が覃川を守ろうと必死に妖神の攻撃を抑える姿があった。

その時だった。
「玄珠!何をするの?!」
覃川は霊灯を手にした玄珠の姿に気づいて驚愕した。
「今回は私の方が先よ、私たちには血のつながりがある、私の血でもいいはずよ?」
覃川は慌てて駆け出したが間に合わず、玄珠が自分の胸に霊灯を突き刺し、魂を捧げてしまう。
すると霊灯が開いて激しい霊気を放ち、覃川は吹き飛ばされ岩に激突、意識を失った。

霊灯が開くとすぐ妖神の攻撃が止まった。
すると玄珠の身体は宙に浮いたまま結界に閉じ込められ、紫辰がどんなに叩いてもびくともしない。
「一体どうして…何をするんだ?」
「紫辰、私は諸侯の公主、でもあなたの前ではつまらない存在だった
 そうだとしても構わない、初めて会った時から好きだった
 驪国が滅び、全てを失った…香取山に身を寄せ、毎日、一緒に瓊花(ケイカ)海を散歩した
 あなたに菓子を作ったり、目に薬を塗った日々が一番、幸せだったわ
 この世であなたを一番、愛しているのは私よ?
 …そばにいられるだけで嬉しかった、他には何も望まない
 身の程は知っているわ、それなのに彼女はいつも私からあなたを奪って行く
 彼女のためならあなたは命をかけ、屈辱にも耐えた
 こんな状況になってもまだ彼女のために…紫辰、結局、私は邪魔者なのよ!
 あなたは思ったより冷たい人だった…私を見て、そして一生忘れないで!
 私が馬鹿だったの、でももう死ぬわ、私の最期を見届けて、紫辰…」
「玄珠、愛している…君を愛しているんだ!
 私が愚かで弱いせいでそなたを傷つけた!この目を潰して香取山の日々に戻りたい!
 ずっと前から愛していた!なぜ分かってくれないんだ!」
しかしついに玄珠の身体は消散してしまう。
「玄珠?!…行くな!玄珠!」

(つД`)ノ ぁぁぁぁ~最後まで誤解したまま〜


玄珠が霊灯をともし、妖神が崩れ始めた。
そして次々と霊灯が妖魔を吸い込み始める。
「川兒、帰ろう…」
燃え始めた九雲は覃川を抱き上げ、その場からそっと立ち去ることにした。
亭渊はそんな2人の姿に気づいたが、覃川を引き止めたくてもできない。
すると眉山が咄嗟に九雲に声をかけた。
「九雲…俺の家で」
「はお」
「今宵も飲むぞ?」
「酔うまでな、ふっ」
九雲はいつもと変わらぬ笑顔で約束する。
しかしこれが眉山が見た最後の九雲の姿になった。
(つД`)ノ ぁぁぁぁ~

九雲は出雲(シュツウン)閣に戻り、覃川を寝台に寝かせた。
「…眠いわ…まさか眠り薬を…」
「誰かさんがよく使う手だ、私は使わぬ」
覃川は九雲の顔を見ていたいと言ったが、眠気に負けて目を閉じた。
すると九雲は覃川の寝顔にそっと口づけする。

やがて霊灯は三界全ての妖魔を吸い付くして蓋を閉じた。
その瞬間、九雲も覃川との思い出を胸に霧消してしまう。
(つД`)ノ ぁぁぁぁ~

つづく


(つД`)ノ ぁぁぁぁ~何この悲しい話〜





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.05.09 21:58:25
コメント(0) | コメントを書く
[三千鴉の恋歌 全30話] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.