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カテゴリ:七時吉祥(シチジキッショウ) 全38話
七时吉祥 Love You Seven Times(全38話) 最終話 初空(チュコン)の護神呪が祥雲(シャンユン)こと滄海(ソウカイ)の元神を守った。 3万年前の婚姻の夜、決して離れず、生死を共にすると誓った2人。 しかし初空は滄海を救うため身代わりとなり、もはや共に年を重ねることができなくなった。 「あの時、君は言ったな、″私は死んだら雲になりたい″と… 私はもっと欲張りだ、死んだらこの世の山や川、そして風や月になろう これからは自由にどこへでも行ける…祥雲、今度こそ本当にお別れだ」 初空は最後に一度だけ祥雲に触れようと手を伸ばしたが、そのまま力尽きてしまう。 「初空?…初空nnnnnnnnn!」 祥雲はなす術なく初空を抱きしめたまま泣き叫んだ。 その時、最後の牽糸引(ケンシイン)が切れ、初空の魂と肉体は離散してしまう。 …元気で、いつの日かまた会える、我が妻よ… 天界を襲った強い邪気が消え、黒雲が晴れた。 南天門では摩羅(マラ)族と天兵の争いが収まり、修茗(シゥミン)は天穹玉(テンキュウギョク)で滄海の無事を知る。 そして天界に平穏が戻った。 昊軒(コウケン)が無界に落ち、3万年に渡る天界と摩羅族の争いが終結した。 しかし2度と戻って来ない者もいる。 戦神・初空は長きに渡る兄の陰謀を全て打ち砕き、その身を犠牲にして共に滅んだ。 祥雲は滄海の霊力を取り戻すも女帝に復帰せず、錦蓮(キンレン)錦蘿(キンラ)兄妹に摩羅族を託し、天界は修茗に任せてしまう。 こうして修茗は事実上の帝君となったが、本人はあくまで滄海の代理だと断った。 「私を″神君″と呼ばなくていい、これからは尊卑の別なく、世の皆と仲良くするように…」 「英明です、殿下!」 煩わしい政から身を引いた祥雲はしがない1日、晨星(シンセイ)台で酒を飲みながら星を見上げていた。 …初空、あなたがいなくなってから、良く夢を見るの、知っているようで知らない夢、でもとても鮮明で現実のようでもある… 滄海に戻った祥雲は歴劫の記憶を失っていたが、たびたび初空と共に経験した情劫を夢に見ていた。 ある日、修茗は相変わらず独りで星を眺めている祥雲を訪ねた。 「私がへまをする前に帝君に戻ったらどうだ?全てを投げ出したのは一晩中、星を眺めるためか? …戦星は流れた、初空は戻って来ない」 「修茗、運命の相手に出会ったら必ず大切にしなさい 私たちのように何度も過ちを繰り返せば悔いが残る」 その時、祥雲は一瞬、戦星が光るのを見た。 「はっ!初空だわ、やっぱり生きてる!私を待っているのよ!行かなくては!」 「ふっ…見つけたらすぐ戻って来いよ」 「ありがとう」 修茗は祥雲の背中を見送りながら、ようやく全てのわだかまりが解けた。 自分たちの間にある情は男女のそれを超越したもの、何があろうと最も大切な家族であることに変わりない。 …自分の幸せを追え、滄海… 錦蓮と錦蘿が紫輝(シキ)を探して300年が過ぎた。 2人は半ば諦めていたが、その日、ついに人間界のある街で転生した紫輝を発見する。 しかし人間の紫輝にはすでに″錦蘿″という可愛い許嫁がいた。 錦蓮は妹のため紫輝を捕まえて来ると言ったが、錦蘿は止める。 「彼の望みは普通の人間になることだった、これでいいの」 2人は幸せそうな紫輝と許嫁を見守った。 すると実はその錦蘿は許嫁ではなく妹で、紫輝は妹の婚約準備の買い物に付き合っていただけだと分かる。 (* ゚ェ゚)<哥、いつになったら嫂を探すの?まさかまだ夢の中の女子を待っているの? ( ̄꒳ ̄)<探してみせる、見つかるまで探すさ! 錦蘿はそれが自分のことだと分かり、喜んで紫輝を追いかけて行った。 紅線翁(コウセンカク)と孫(ソン)天王は独り身の修茗を気にかけていた。 そこで2人で一芝居打ち、どさくさ紛れに修茗の手首に運命の赤い糸を結ぶことに成功する。 (´゚艸゚)<引っかかった@孫 一方、人間界へ初空を探しに向かった祥雲は…。 祥雲は夢に見る光景がかつて経験したことだと確信、歴劫で人間界に行くと決めた。 …初空、私を信じて、過去でも未来でも、どこにいようとあなたを必ず見つける… 祥雲が紅塵(コウジン)井へ飛び込むと、初空との6回に渡る情劫の波に飲み込まれた。 ここは人間界の姻縁祠(シ)。 祥雲は境内で参拝客に願掛けの札を売っていた。 その日は白髪の老夫婦が祥雲から札を購入、2人仲良く手を合わせて祈っている。 祥雲は露店でその様子を眺めながら、果たせなかった初空との誓いに想いを馳せた。 やがて参拝客も途絶え、祥雲は店じまいしてから自分も願掛けすることにした。 7度目の渡劫で願う″吉祥″の札には虎の人形がぶらさがっている。 その時、ふいにつむじ風が吹いて満開の花びらが散り始めた。 まるで雨のように降り注ぐ花びら、すると誰かが祥雲に傘を差し出してくれる。 (* ̄0 ̄)θ~♪うぉ~だあ~いにーみんば~い 祥雲が振り向くと傘を差した初空が立っていた。 「…今度のあなたは誰なのかしら?」 すると初空は小さく首を傾げて微笑む。 実は祥雲が下げた札の横には猪の飾りがついた″如意″の札がぶら下がっていた。 終わり (゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ~! 楽しかった!ハマった! 男主はラブコメが上手いけれど、これまで見た中で一番、良かった! 彼のファンの方のコメントで「今回は女主との相性が抜群に良い」とあってなるほどと思いました 楊超越は確かに演技が棒wなんだけれど、彼女が女主だった「重紫」も好きでした 今になって思えば「重紫」も共演者の仲の良さが作品に出ていたのかも ちなみに制作は蒼蘭訣チームと同じです 同じように気に入ってくれる方がいると嬉しいな〜( ˶´꒳`˵ ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.31 22:05:14
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