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ど田舎に棲む

ど田舎に棲む

産み分けその3

排卵日の二日前にHするというのは、寿命の短い男の子精子が卵子が出てくるまでに死んでしまい、女の子精子だけが残るから。
女がイってはいけないというのは、そうすると膣内に女の子精子を殺してしまう酸性(え、アルカリ性?どっちだっけ・・・いつもごっちゃになる)の体液が分泌されてしまうが、そのままだと女の子に有利なph度だから。

大変科学的である。

これさえ守れば絶対女の子が生まれると思い込んだワタシとダンナ。
早速2002年6月からその試みは開始されたのだった。
子を仕込もうとしている時Hはただの作業となり、行為自体を楽しむことが出来ず苦痛であるとか、また仕込まねばならぬと言うプレッシャーでもって妊娠しにくい、なんてことをよく耳にする。
しかしこの方法なら仕込みは1周期につき1回だけ、後は排卵日前後あわせて1週間~10日ほどを除けば、Hはし放題ではないか。

『子は天下の回り物、じゃねえ、天からの授かり物』と言うが、いや科学的に攻めればオーダーメードも可能じゃないか、なんてDNAでも発見した科学者のような神を冒涜しまくっている気分になってしまう。
思い込みもいい加減激しいが、何かをやっているときはそういうのも必要なのである。

そしてカレンダーにバッテンをつける日々が続いた。


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