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2003.11.08
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産婦人科というところは切ないところ すべてが祝福に満ちた出産ばかりではないからだ 先日、入院された妊婦さんの病名は 『ＩＵＦＤ：子宮内胎児死亡』 彼女とは初対面ではない 前回、切迫流産で入院したときからの顔見知り だから余計にセツナイのだ 【ＩＵＦＤ】 胎児が子宮内で何らかの原因により死亡すること ３００グラムに満たない小さな赤ちゃん 解剖をしたけれど死亡原因はわからなかった 小さな赤ちゃんのママとパパは 彼のために素敵なベッドを作って迎えに来てくれた いつでも逢えるように 天蓋にママとパパの写真が飾ってある 蕎麦湯は預かった服を着せて 赤ちゃんを水色のベッドに寝かせた かける言葉など見つからない・・・ おばあちゃんが作ってくれたドレスは いつか出会う彼女のために 短い間だったけど お腹の中で鼓動が止まってしまったけど ママとパパに会えてよかった きっと彼はそう思ってる そして天国で再生のときを待つ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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