カテゴリ:休日コラム
統一地方選挙が近づき、地方のニュースは選挙関連記事を掲載しているが、私の中では少しも盛り上がらない。市民のため住民のためと口ではいろいろ熱弁を振るっているが、住民が期待する施策と実際の施策の差が大きくかい離しているからだろう。今の行政体制のままでは、改悪はあっても、改善はないとの諦めがあるのかもしれない。単に所得をもらうため、役人は役人を職業として、議員は議員を職業として、それ以上の何者でもない人が多いのだろう。まず、「世のため人のために何をなすべきか」が、ありきのはずである。
大きな将来への夢や政策などは受け入れられず、目先の損得だけの価値観が横行している。将来の不確実性が増大しているせいで、あらゆる場面で、近視眼的・短期志向の傾向が強く、刹那主義的な生き方が増えているのだろう。「いいじゃないか、いいじゃないか、よいよいよいよい・・・」皆がある部分諦め、浮かれているような気がする。こういうときこそ、ゆっくりと地に足をつけて、惑わされず、捉われない生き方をしたい。
<追記> 昨夕から家外さんが個展の打ち合わせのため、広島に出かけている。昼は納豆汁とご飯と少々の日本酒。納豆汁には少し手間がかかっている。先日家外さんの知人が、湯布院自家製の干し椎茸を送ってくれていた。その干し椎茸を温めのお湯でもどしておいた。水に昆布を入れ沸騰する前にさっと取り出し、かつお節を放り込み沸騰したところで火を止め漉す。漉しただし汁に椎茸のだし汁を加え、細かくした豆腐、あげ、ナス、乾燥めかぶ、刻み椎茸を入れ、味噌を加えて火を止める。椀に入れ、まな板の上で刻んでいた納豆を加える。最後に刻みねぎを添えて出来上がり。完全食品と自画自賛している。畑の肉といわれる大豆加工食品をふんだんに使い、おまけにミネラルの多い海藻が納豆のねばねばと相まっている。味噌は大豆の発酵食品だし、豆腐は大豆の塊だし、納豆も大豆の発酵食品。大豆はたんぱく質40%ともいわれ、肉の20%を遥かに凌いでいる優れものだ。世界の健康ブームの中で一番注目されている食品であることは間違いない。この大豆を日本ほどいろいろな食品に加工している国はない。誇るべきスーパー食品である。ただ残念なことは、この大豆のほとんどを輸入に頼っていることだ。自給率の向上が望まれる。
納豆汁はご飯のおかずだけでなく、日本酒のあてとしてもよく合う。(日本酒復活委員会)
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Last updated
2007.04.01 09:35:48
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