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カテゴリ:政治あるいは自由論
代表選の結果は、なんとなく民主党が表れてるな。
たぶん、民主党内のネオリベラル志向と社会民主志向も半々くらいなんじゃないか。 そういう国家のあり方に関わる部分が一致していなくて、政党の態をなしているのは、ひとえに、ただ受かれば良いと思う気持ちの方が強いからだろう。 さて、結果として、前原が選ばれた。 別に自民党でも良いはずの奴だ。 まあ、松下政経塾の出身者はほとんどそうだよな。そこが信用できないところ。 俺が気になるのは、松下政経塾出身者は、確実に「国家」にこだわる。「お上」に倫理を求める。 つまり、明治期につくられた国民=国家の枠組みから論理演繹的にものを考え、足りないものを論う。大抵の場合、それは精神論に行き着く。 そして、一番大切なことだが、「決断」の概念に欠けている。 官僚タイプが多く、戦術論には長けているように思うが、戦略論を語る器がいない。 もし政権を任せても、 「今の状況では」こうするしかない。と官僚の行った計算を同じように検算するだけになる。 自民党の旧来の政治家と違いは、計算の意味がわかっているかわかっていないかの差だ。 言うまでもなく、「決断」概念は、計算できない状況を作り出す契機を含んでいる。 しかし、小賢しい松下政経塾出身者には、それができない。計算高くしか動けない。 だから、自民党でも民主党でもいい。両党にいるのが何よりの証拠。 今必要なのは政治舞台に官僚が出てくることじゃない。 Stay foolish! こう言える人間が必要だ。 民主党は17日午後、都内のホテルで両院議員総会を開き、衆院選惨敗の責任を取って辞任した岡田克也代表の後任に前原誠司氏(43)を選出した。党所属国会議員による投票で、菅直人氏(58)を2票差で破った。 民主党代表選の得票結果は前原氏96票、菅氏94票。投票総数192票のうち有効投票190票、無効2票だった。 新代表の任期は岡田氏の残り任期である来年9月まで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.17 19:06:41
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