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2009.08.25
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自民党の失敗だと思える出来事がいくつかあった。それらは同構造の中に関連していて、自民党の終わりを感じた。


■小冊子

先日、うちのポストに小冊子が入っていた。

「民主党にだまされるな」という題で、裏には自民党のマークが入っていた。

もちろん、私などが、そのような冊子を配布すれば、公職選挙法違反の疑いが濃厚ということになろうが、わざわざ「これは政治活動として認められたもの」という趣旨の但し書きまで付けている。

その内容が、「労働組合との関係」「日教組との関係」「日本人の尊厳の喪失」といった三つからなっていて、センセーショナルに書かれている。(この小冊子については「妄言集積地」というブログがよく書いている。他の記事もおもしろい。)

私は内容に関することよりも、自民党の選挙対策のお粗末さの方が心配になった。

守りに入るとこんなに弱く脆くなるものなのだ。可哀想になった。


■どうして自民はおかしくなっているのか

民主党の日の丸切り貼りへの攻撃もそうなのだが、あそこまで言い過ぎると、選挙上、逆効果だ。

理由については、どうして自民党がこういったことに頼りたくなるのかを考えた方が話がはやい。

大勢が民主有利となっていることは誰もがわかっている。そのときに不利な側が頼りたくなるのが、それでも自分を応援してくれる層だ。勝てないとわかっているのに、その票を固めたくなる。

この国の人々の大半は、自民と民主に違いなんて見ていないし、実際、二者に大した違いなんて無い。支持基盤なんて政権を取ったら変わるし、考え方のバラバラさだって、自民は民主に負けていない。そんなことくらい、【ふつうの人たち】は皆知っている。そのうえで、政権をいったん変えた方が良いと思っているだけだ。

そのような状況であるのに、可哀想な自民党はそれが見えていないものだから、民主への攻撃材料を探す。そこで発見されるのが、人口割合から言えばごく少数の「保守」的な人々の言葉だ。彼らは、「労働組合」や「日教組」が嫌いで、さらに「日本人の尊厳」なるものの捉え方が大変偏った人たちであるわけで、この時流にもかかわらず、自民を支持する。自民党としては、ありがたい存在だ。

しかし、彼らの主張を取り入れれば取り入れるほど、【ふつうの人たち】はしらけてしまう。

言っている内容への賛否はともかく、【ふつうの人たち】は誰も自分の子どもが街宣車に乗るようになることなんて望んでいないわけでね。

近くにいる(大変「端っこ」の)人間しか、近くに残っていない状況で、自民党は、そういう人たちの声を聞いてしまっている。負けが決まった。

よくもわるくも、自民党は無思想であったわけであって、利権だけがそれを結びつけてきたにすぎない。それを忘れると、この無思想な【ふつうの人たち】の国で勝てるわけがない。


■ところで

ここからはいつものごとくいくが、日本人の尊厳なんて、簡単に言うが、どのような政策を採れば国際的に尊敬されるのかを考えていないんじゃないかと「保守」の頭の悪さを思った。

自分たちは間違っていない、正義だ、という発想は、いかにもブッシュ=アメリカ的発想と近似しているが、それで、アメリカの尊厳が保たれたであろうか?

日本人の尊厳という人間は、誰の評価をあてにしているのだろうか?

まさか、自分たちで、ごく少数のサークル内で、傷を舐めあうためだけに主張してるの?

たぶん、外の世界に出て行ってことが無い人なのだろう。私の経験から考えるに、そういう主張に走る人は、「俺はもっとすごいのに」という気持ちを持っている人だ。つまり、自分の所属する組織で、自分が思うほど評価されていない人間に多い。彼らは、いつまでもその考えに固執するだけで、実効的に評価を得るような行動を起こさないので、変わることができない。可哀想な人たちだ。

自民党が、そうした考えに寄ったのだとすれば、可哀想な引力が働いたというにふさわしい。

自民党は終わったのだろう。





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Last updated  2009.08.25 12:42:20
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