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フライブルク日記

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2008/08/29
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カテゴリ:エコライフ
日本でも知られているかもしれませんが、ちょっと面白いニュースをこちらの新聞(Badische Zeitung 8月20日の8面)で読んだので、ご紹介します。

エリザベス女王は、これまでも私生活で、省エネに配慮していたそうです。
たとえば、バッキンガム宮殿で、「召使」(オー、ふだん使わない言葉ですが、ここはやはり宮殿なのでこの言葉を使いたい)たちには、灯りが必要でない部屋はこまめに電灯を切るように指示していました。
また、ウインザー城や他の領地では、ボディーガードたちに、自転車をもっと利用するよう厳しくいましめてきたとか。

そして今、さらに大々的に、スコットランドにある夏用のレジデンス、Balmoralで、水力によって電気を自家発電することになりました。

レジデンスを囲む森にある川にミニ水力発電装置(ダムをつくるわけではなくて、川のとちゅうにタービンを取り付ける)を設置し、その電力でお城に宿泊する王室家族やお客さんたちの暖房、シャンデリアなど、必要なエネルギーをカバーしようという計画です。
女王はエコ発電で、外国の石油やガスに頼らないで生きる姿を示そうというわけです。

今週末には、このお城を訪れる首相夫妻にも、このアイディアを見せるそうです。

実は、Balmoralではすでに1920年代に水力発電が行われ、お城初の電灯の電力源になったのだそうです。
その後、環境運動が盛んになってからは、生ゴミのたい肥化(コンポスト)も行われるようになり、これは今にいたるまで続いていて、毎年、50トンの生ゴミがたい肥化されています。
「女王ご一家は日ごろから常に、新しい省エネ方法や新エネルギーの獲得に努力をされております」というのが宮廷関係者の言葉。

新聞にはまた、「王室はBalmoralで環境意識の高さを見せるだけではない。ちゃんとビジネスのことも計算に入っている」と書かれています。

エリザベス女王は、新しい水力発電で得られる電力を、城内で使うだけでなく、余った電力を公共の電力網に売って、周辺に住む約1000世帯に電力を供給しようという計画なのです。
つまり、水力発電の電力を売ったお金で、王室の苦しい家計を楽にしようというわけ。
エコロジーとエコノミーの両立です。
節約で有名な女王らしいアイディアです。

この方向で、ほかにも方法がないかを検討するために、特別の「エネルギー委員会」もすでに設けられました。
バッキンガム宮殿の屋根の上でソーラー発電、なんてことも?と新聞には書かれています。


日本の皇室でもこういうプロジェクトがあるのしょうか?
あるといいですね。




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Last updated  2008/08/30 04:13:33 AM
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