カテゴリ:エコライフ
ベランダ菜園 posted by (C)solar08 わたしの住まいは、1903年に建てられた古い四階建ての家の三階です。この地区のほとんどの建物が1900年はじめに建てられたもので、ほとんどが文化財保護に指定されています。 この家も例外ではなくて、建物を壊すことはもちろん禁止、外観を変えること(窓枠の形など)も禁止されています。 わたしが買ったときにはヴェランダはありませんでした(下の階にも、上の階にもあるのに)。 どうしてもヴェランダがあきらめられなくて、文化財保護課の人に検分に来てもらいました。 道路から見える部分の外観は絶対に変えてはならないそうなのですが、この家が角地にあるので、四方が道路から見えてしまいます。 「でもー、小さくてもいいから、お願い、つくらせて」と拝んだのが効いたのか、建築許可がいらない大きさ、つまり3mx1mのなら、そして道路に直接は面していない、キッチンの壁になら、よろしいと、お許しがでました。 こうしてできたのは、まさに一坪ヴェランダです。 屋根はありません。 このヴェランダに、最初はバラなど花ばかりを植えていたのですが、やっぱり食べられる植物が魅力ということで、いまや菜園となりました。 小さなテーブルと椅子の両側に、三つ葉、春菊、アサツキの仲間、紫蘇、ミニトマト、ズッキーニ、日本のナス(まだつぼみ)、パプリカ(といってもピーマンみたい)、先日エコステーション(環境教育施設)の人からもらったミョウガの苗、東京の友だちが送ってくれたお茶の木(ケシの鉢の手前)が所狭しと並び、食べられないのはバラとケシとペチュニアだけです。 場所がなくなって、キュウリとペパーミントは別の部屋の窓の外に置きました。 三つ葉とアサツキ posted by (C)solar08 三つ葉は元夫からもらった種が起源ですが、毎年種をとってはまいている内に、こちらの気候に慣れたらしく、たくましくなりました。 春菊は長さ10センチ以上には育ちませんでしたが、ミニおひたしとしてすっかり食べつくりました。今は食べ残しに花が咲いています。 ミニトマト posted by (C)solar08 トマトは、大聖堂広場で毎日開かれる農家の直売市で、農家の人からじかに2苗買ったのですが、これが大当たり。こんなに実がなったのははじめてです。 ズッキーニはむずかしいですね。雌花が受粉しないと、せっかくできかかったズッキーニがしぼんでしまいます。綿棒で授粉してやったのですが、私ではだめみたい。やっぱり虫にお願いしないと。それに、雄花と雌花が同時に開花するとは限らないから、ちゃんとしたおとなのズッキーニになったのは、これまで二本だけです。二株買えばよかったと後悔しています。 窓辺のキュウリ posted by (C)solar08 驚いたのは窓辺のキュウリ。IKEAの収納用プラスチックボックスの底に穴を開けたプランター代用物に、物は試しと1苗だけ植えたのですが、小さなキュウリをいくつもつけています。 ドイツのキュウリは日本のキュウリとちがって、ずんぐりしています。味もちょっとちがいます。今日、最初の一本を収穫しました。 紫蘇といっしょにキュウリもみにしようかな。 紫蘇は去年は育ちすぎて食べ切れなかったので、今年はまかなかったのに、去年落ちた種から芽が出て、ケシのわきで育っています。 パプリカは花落ちが激しくて。今のところ二つだけが育っています。市販のスペイン産の皮が厚いのとちがって、日本のピーマンのように薄くて、やわらかそう。早く食べたい。 日本で買った種をまいて、やっと芽を出したナス。葉がどんどん虫に食べられているので心配です。 ドイツのナスは米ナスみたいで皮が硬いし、でかいしで、生ではおいしくありません。日本の皮の柔らかい、繊細なナスが恋しいのです。 ちなみに、ここで使っている土は庭の土、庭のコンポスト(たい肥)、フランスの田舎家の土で、園芸用の土を買ったことはありません。 そこにお茶かすやコーヒーかすを投げ込んでいるだけ。ときにはジャガイモの皮も・・・。 なんだかね、庭に土があるのに、わざわざ金を出して買うっていう気になれないんです。重いから、自分では買えないし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[エコライフ] カテゴリの最新記事
|
|