フライブルク日記

ボートの舳先にすわって posted by (C)solar08いるのはわたしではありません。

大昔、フライブルクに住み始めた頃からの友人、Y子さんは、いまではご主人とベルリンで暮らしています。

ご主人が最近、中古のモーターボートを買ったとかで、乗せていただくことになりました。

ベルリンは市内に川（運河）がいたるところに流れていて、周囲には湖もたくさんあります。

川を下ってきていただいて、途中の岸から乗ることになったのですが、ちゃんとした乗り場、桟橋ではないので、わたしのように運動神経の鈍い者にとっては（しかも泳げない）、乗り込むのにもギャー、ギャー、わめいてしまいました。
そもそも、モーターボートに乗ったのは生まれて初めてです。

Y子さんは、ずっとボートの舳先にすわって、ボートがゆれても動じることもなく、岸にボートをつける手伝いも手慣れています。

川を下り、ヴァンゼー（ベルリンの南西部にあります）という大きな湖を遊覧しました。


Wannsee posted by (C)solar08

この日は快晴で、風が涼しくて気持ちがよいの。

湖にはたくさんのヨットやモーターボートが見られます。


Wannsee posted by (C)solar08

そもそも、ヴァンゼーの辺りは富豪？たちのお屋敷がずらりと並んでいます。それぞれのお屋敷から湖岸まで庭がつづいていて、湖岸に小さな桟橋をもっていて、そのままじかに自家用ボートやヨットに乗ることができるようになっています。
このために、ふつうの人は湖岸をめぐって散歩をしたり、湖岸にすわって楽しむことができないのです。これには市民の反対もあるのですが、大部分の岸がそうなっています。


Villa am Wannsee posted by (C)solar08

お金持ちはお金持ち社会の中にいたいから、その他の者どもが近寄るのはいやなんだよね。
森林の場合には、私有林でも公共のために開かれていて、誰もが歩けるようになっているのと違うところです。

ま、所々にお屋敷が小さな美術館とかカフェとかになっているところもあるので、そういうお庭で湖が楽しめますけれど。

ベルリンというのは大都市、首都でありながら、森や湖に恵まれていて、自然を身近に楽しめるところが魅力です。
Y子さん夫妻のおかげで、湖を満喫することができました。