テーマ:食べ物あれこれ(49603)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
インターネットで偶然に見かけた「すんげぇパン」。
ものすごく膨らんで、てっぺんが爆発的になるから、すんげぇのかな。 生クリームやミルク、バター、卵が入った生地で焼いた山食。 フワフワの食パンを食べなくなってもう20年以上。 ドイツにいる限りはこういうパンに出会うことは少なくて、もっぱらバゲットとライ麦サワー生地で焼いたスペルト粉のドイツ的ごつごつパンばかり食べる習慣がついて、もうフワフワパンを食べたいと思うこともなくなってしまった。 フワフワパンはなんだか心もとなくて、パンの味を実感できないような気分。菓子パンは好きなんだけどな。 でも、このすんげぇパンを見たら、焼いてみたくなった。 ドライイーストを使うので、さっさと膨らみ、開始から三時間余りで焼き上がってしまった。 どれだけすんげえことになるかと期待したけれど、 生クリーム入り食パン posted by (C)solar08 残念ながら、わたしの腕ではすんげぇパンほど爆発的には膨らまなかった。 ふつうの焼き上がり。 でもね、クラムはすっごくしっとりで、きめが細かくて、生クリームやバターや卵のおかげか、ちょっとブリオッシュみたい。 ちょうど野摘みのイチゴがやってきたので、このパンをケーキ生地の代わりにすることにした。 ふんわふんわのパンに生クリームを山盛りにぬって、イチゴをのっけてはぱくつく(ぱくついたので写真なし)。 おいしかったけれど、お腹がすぐにいっぱいになりました。 こういう食パンを食べる機会は今後しばらくはないだろうから、もう十年以上食べていない卵サンドを作ってみた。 作ったといえるほどのものではなくて、ゆで卵をアボガドサラダの残りとかベーコンキャベツの残りに混ぜただけフィリングのサンドイッチ。 生クリーム入り食パンで卵サンド posted by (C)solar08 ドイツにはこういう、やわらか食パンの薄切りで作ったお上品なティーサンドイッチってほとんどない。 バゲットに中身がたっぷり詰められたサンドイッチがほとんど。 久しぶりだからおいしく感じるかなあと期待したけれど、期待はほぼ裏切られた。パンがやわらかくて、ほころびそうで、極薄には切れなかったからかなあ。 大昔、子ども時代に食べた、上野広小路の「凮月堂」の一階ティールームのお上品なサンドイッチよりおいしいティーサンドイッチには出会ったことがない。すっごく薄くて、シンプルなのに、あれはおいしかったなあ。とくにポテトサラダのサンドイッチとローストビーフのサンドイッチ。ちょっとマスタードが利いていて、子どもの舌にも繊細なおいしさがわかった(ような気がする)。 残念ながら、今はこのティールームはもちろんないし、同じサンドイッチが食べられるわけでもない。 日本に行ったときに、「凮月堂」を時々のぞいてみるけれど、店は小さくなってしまって、すっかり様変わりしてしまった。 そりゃそうだよね。時代はすんごく変わったんだから。でもちょっと寂しいな。 それでも、いまだにゴーフルだけはあるのが、れしい。娘も大好きなゴーフル。日本を思い出すらしい。 子ども時代といえば、ふつうの食パンにバターを塗って(マーガリンじゃなくて、絶対にバター)、お砂糖をふりかけて食べるのが好きだった。ジャムでもコンフィチュールでも蜂蜜でもマープルシロップでもなくて、ただの砂糖。 で、せっかくふわふわパンを焼いたのだから、これもやってみた。 食パンにシュガー+バター posted by (C)solar08 フランスのドイツ系ディスカウントスーパーで500g250円ぐらいで買った大安売りのバター。 室温においても、すぐには柔らかくならないのがうれしい(嫌いなんです、塗りやすくソフトにしたバターが)。 固くて薄くは塗れないので、分厚く塗ったバターにグラニュー糖をふりかけた。 すんげぇ不健康なパン。 単純なのに、あー、おいし! 卵サンドよりもずっと期待に答えてくれた。書いていたら、また食べたくなった。 砂糖とバターって、つまりはバタークリームの材料よね。 でも、バタークリームにしてしまうと、こってりしすぎておいしいとは感じることができない。 バターと砂糖とフワフワパンが口の中でやっと溶け合うのがおいしいみたい。 同じ延長でいくと、やはり子ども時代に、冷たいミルクにリンゴの薄切りと砂糖を入れて、スプーンですくって食べていた。 イチゴの代わりだったのかもしれないけれど、これも単純だけれど、妙においしかったなあ。 生クリーム入り食パン posted by (C)solar08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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