テーマ:食べ物あれこれ(49591)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
ニワトコの木(左) posted by (C)solar08隣の家の庭のニワトコ(右はジャスミン) 今、庭や森の縁や野原の縁では、ニワトコが白い花を咲かせています。 ニワトコの花(Holunder) posted by (C)solar08 クリーム色っぽい白の清楚な花。香りが独特で、この香りを生かすためにシロップをつくって、水やソーダ水で割って飲み物にしたり、シロップをムースに入れて香りをつけたり。 花と水と砂糖で発酵させて、スパークリングワインのような飲み物を作ることもできます。 で、今回は両方ともやってみました。 ニワトコの花でシロップづくり posted by (C)solar08 500gの砂糖を600mlの砂糖に溶かして(熱湯にして)、冷ましてから10本くらいの花穂と2個の無農薬レモンの輪切りを入れて、数日置き、ふきんで越します。40gぐらいのクエン酸を溶かしてから、瓶などに詰めてできあがり。 数ヶ月はもつそうです(すっごく甘いから)。 このシロップを10倍近くの水やソーダ水で割れば、さわやかな香りで、甘酸っぱい清涼飲料になります。 ニワトコの花でスパークリングワインつくり posted by (C)solar08 スパークリングワインっぽい飲み物を作るには、水、水の10%ぐらいの砂糖、レモン輪切り(適当)、ワインビネガー少々を混ぜ、暖かい所に置いて、時々混ぜます。 数日後には天然酵母が育って、シュワシュワしてきます。 そうしたら、布で漉して、頑丈な瓶に詰めて、涼しい所に数日ねかせて、できあがり。 わたしは発酵を促進するために、ほんの一、二滴ほどホップ種(バゲット用にいつも作ってある)を入れてしまいました。 そしたら、もう翌日にはシュワシュワ。あせった、あせった。 がまんして三日後に漉して、瓶に詰めましたが、まだ発酵が続いているので、ガラスのワイン瓶が爆発するのがこわくて(よく起こるケースらしいです)、瓶のふたはゆるめにしめて、冷蔵庫にしまってあります。 ニワトコの花のシロップ(左)とスパークリングワイン posted by (C)solar08 本当は数日から10日寝かせておくらしいけれど、ホップ種のせいで発酵がさかんなので、次の日にはもう飲む始めてしまいました。 これもほのかに甘酸っぱくて、さわやか。砂糖の一部がアルコールに代わっているようで、アルコールに弱いわたしは、顔が赤くなりそう。 ニワトコのスパークリングワインっぽいもの posted by (C)solar08 スパークリングワイン用の液を混ぜたスプーンで、シロップづくりの液も混ぜてしまったため、シロップの方も発酵はじめてしまいました。 酵母の威力ってすごい。 スパークリングワインを漉したとき、ボウルの底には澱(おり)、つまりは天然酵母がたくさん残りました。ホップ種の瓶の底の澱に似ています。 で、試しに、この澱と水で小麦粉を混ぜておきました。 そしたら、一時間後にはブクブク。 さらに小麦粉を混ぜて、柔らかいパン生地ぐらいの固さにこねておいたら、これも一時間後には大きくふくらみました。 あらー、ホップ種よりも元気、粉イーストよりも発酵がスピーディー! この生地にさらにライ麦全粒粉、胡麻、フラックスシード、オートミール、ふすまなどを混ぜて、適当に焼いたら、カンパーニュのようなパンになりました。 もう一回、じっくり試してみよう。 残りの花は干して、ハーブティーにします。 花が黒い実に代わったら、これも収穫して、ジュースにできます。ただし、絶対に薄めて飲むこと。ビタミンやミネラルいっぱいの栄養豊かなジュースですが、効き目がすごすぎるみたい。 ニワトコの花を干す posted by (C)solar08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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