テーマ:食べ物あれこれ(49637)
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冬になると、ドイツの青空市では濃い緑で分厚くて、縮れた葉っぱ(ブロッコリーの葉を巨大にしたみたいに見えた)が山積みされているのを、よく見かける。
ケール(グリュンコール) posted by (C)solar08 ドイツではグリュンコール(緑のキャベツとうい意味)という名の野菜。 キャベツの遠い親戚が、一枚、一枚の葉の大きさといい、長ーく煮なければ葉がたちそうもない風情といい、いかにもドイツっぽい野菜だ。 一昨年の冬など、寒くて青空市で売られる直売の野菜などほとんどなかった時期、ケールだけを売るためにブースを出していた農家があった。 でも、最近は日本でもケールという名で市場に出ているということを、ば〜ばさんのブログで知った。 日本では柔らかい品種も出ているらしいけれど、ドイツではごつごつしたのばかり。 ビタミンが豊富で体にすごーく良いらしいので、農家の直売で買うようになった。 「太い茎から葉をしごいてね。細か目に切って、した茹でしてもいい。 タマネギといっしょに炒めてから、野菜のダシといっしょに煮て。クリーム味もいいかも」と農家のおばさんが親切に教えてくれた。 はたから、買物客のご婦人も横から「絶対にベーコンもいっしょに炒めた方がいい。ベーコンよ、ベーコン」と、聞かれもしないのに口を出してくれた。よっぽど確信があるらしい。 今回はざっとした茹でしてから、ラムの肩肉の塊といっしょに煮込んだ。 ラムの肩肉の塊を焼く posted by (C)solar08 ラム肉に塩コショウをし、つぶしニンニクを巻き込むようにしてたこ糸でしばり(肉がぐでんと広がらないように)、 タマネギとベーコンのみじん切りをオリーブ油とグレープシード油でよく炒めてから、ラム肉の塊の表面に焼き目がつくまで焼いた。 ラムの肩肉とケール(煮ている途中) posted by (C)solar08 肉の上に、下茹でしたケールを盛り、 ラムの肩肉の上に盛られたケール posted by (C)solar08 ローリエの葉、ワインと水をわずかに加えて1時間ぐらい、葉が柔らかくなるまで煮て、最後にクレムフレッシュ(サワークリームのような半固形のクリーム)と醤油を加えた。 ラムの塊といっしょにクタクタになるまで煮たケール posted by (C)solar08 下茹でしたてはきれいな緑だったケールが、クタクタに煮えた頃にはもう茶色になっている。 これはしょうがない。きれいな緑の状態のときにはまだ硬くて、おいしいとはいえないのだから。 くたくたに煮たケールは味わいが深くて、キャベツや芽キャベツなどよりも、ずっとおいしいと思う。 ラムを糸でしばったのは正解だった。 肉が柔らかいのに、身がしまっていて、好もしい。 マスタードを添えて。 付け合せは人参グラッセと茹でジャガイモ(ジャガイモが主食というわけ)、ビーツのサラダ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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