テーマ:食べ物あれこれ(49628)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
先日、こちらのテレビで、腸内細菌をテーマに「識者」たちが語り合っていた。腸内細菌の効力を得るために、他人の腸の内容物を摂取する療法もあるんだそうな。ギョッ。
会談の中で、その道の専門家(ドイツ人女性)が「日本を訪問して、日本では様々な発酵食品が食べられていることに驚いた」と言っていた。 そういえば、ここ1年ぐらい、納豆を食べてないな。 納豆はアジア食品店で日本からの輸入品(冷凍)を売っているけれど、ミニミニパックの納豆が200円近くもするので、あまり買う気になれない。 以前、BFがドイツの雑誌で「NATTO」のことを読んで、「ナットウが健康に良いって書いてある、食べよう」ととつぜん言い出したことがあって、「何をいまさら、そんなことわかりきってるじゃん」と回答しつつ、そのときは一応、冷凍物を買ってきて食べさせた。 前にも納豆を自分で作ったことがある。大豆をゆでて、市販の納豆と混ぜておくだけで、できた。 ただ、そのときは大豆の茹で方に欠陥があったのと、どうやら発酵させすぎて苦くなってしまったので、「苦い思い出」ばかりが残っていて、その後作る気にならなかった。 シイラさんのプログによく、ダイコンおろしや納豆をのせたおそばが出ていて、いつもうらやましく眺めていた。 ちょうどビオのダイコンもあることだし、久しぶりにつくってみることにした。 大豆はビオ(エコ)食品のスーパーにしか売っていない。豆腐がこれだけ普及している今でも、大豆は日本ほどには食べられていないのがわかる。 大豆を一晩、水に浸してから、圧力鍋で30分ぐらい茹でたら、ちょうど良い柔らかさに煮上がった。熱い大豆に冷凍納豆のミニパック一個分を混ぜて、オーブンに入れた。 暖かい温度を保つために、熱湯を入れた大きめの茶碗もオーブンに入れ(これはパンを早く発酵させるときに、良く使う方法、いつもうまくいく)、茶碗の湯がさめるたびに、熱湯ととりかえた。 あるレシピに、八時間発酵させると書いてあったので、試してみた。 八時間というのは正解みたい。 大豆はまだそれほど糸を引きはしないけれど、ネバネバしているので、納豆菌が増えているのは確か。発酵させすぎて苦くしないために、暖かい環境での発酵はこれで止めて、密閉容器に一食分づつわけた。 すぐに食べない分は、数時間、冷蔵庫で寝かしてから、冷凍した。 これでいつでも納豆が食べられる。 シイラさんプログの写真に見習って、おそばに納豆、大根おろし、ワカメ、温泉卵(のようなもの)、ネギをのせ、蕎麦つゆ(濃さはもりとかけの中間)をかけて食べた。 ああ、幸せ。 納豆おろしワカメ温泉卵そば posted by (C)solar08 冷凍した納豆は、食べる数時間前に室温で解凍して、たびたびグルグルかき混ぜたら、どんどんネバが出て、市販のよりもおいしい納豆になった。今回はぜんぜん苦くない。あの苦さはやっぱり発酵させすぎた結果だったらしい(本当かどうかはわからないけど)。 実はわたしは大豆が好きなわけではない。大豆の煮豆もチリコンカーンも、きな粉もわざわざ食べたいとは思わない。豆腐だってきらいじゃないけど、好きかと聞かれたら、答えにつまりそう。 でも、納豆作りで余った茹で大豆をカレー味の煮込みにしたら、それなりにおいしかったのにはちょっと驚いた。 納豆づくりがきっかけで、大豆をちょっと見直した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/11/29 11:01:29 PM
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