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伊東良徳のとき・どき★かるちゃ~

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2009年05月09日
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カテゴリ:映画
 トイレタリー業界の老舗と新興企業の産業スパイ合戦の中で暗躍するスパイカップルのラブロマンスを描いた映画「デュプリシティ スパイはスパイに嘘をつく」を見てきました。
 封切り2週目土曜午前は半分くらいの入りでした。

 トイレタリー業界の老舗B&R社のCEOハワード・タリー(トム・ウィルキンソン)と新興企業エクイクレム社のCEOディック・ガーシック(ポール・ジアマッティ)は、顔を合わせるとつかみ合いの喧嘩をするほど熾烈なライバル意識を持っています。B&Rが新製品を準備中という情報を得たガーシックは、元CIA諜報員のクレア・ステインウィック(ジュリア・ロバーツ)をB&Rに潜入させて機密保護部門に配属させ、クレアからの情報の受取やB&Rの情報分析のために元MI6諜報員のレイ・コヴァル(クライヴ・オーウェン)を傭います。実は、レイとクレアは、5年前にドバイのアメリカ大使館のパーティーで知り合って一夜の関係を結びクレアがレイから機密情報を奪った後、ローマで再会して淫蕩に耽り、組織を辞めて2人で手を組み企業から秘密を奪って一山当てようと誓い合った仲で、先にトイレタリー業界に潜入したクレアが、補佐役が欲しいと言ってエクイクレムにレイを傭わせたのです。ライバル企業間の情報戦が続く中、エクイクレム社の株主総会直前になって、B&R社の新製品が画期的な発毛剤だとわかり、クレアがその化学式を書いた資料を入手し、エクイクレムのチームはガーシックに報告、レイはそのコピーを密かに1枚余計に入手して他社に売り込みをかけますが・・・というストーリー。
 予告編では、B&Rがクレアを傭い、エクイクレムがレイを傭って、クレアとレイが騙し合いをするかのように語っていますが、これ自体嘘。映画の中でもかなり初期に、レイとクレアが同じ陣営であること、恋愛関係にあることは明かされています。クレアとレイが互いに相手を信頼できず不信感を口にする場面はありますが、本質的には、敵同士という場面は、一番最初のドバイのシーン以外ありません。スパイはスパイに嘘をつくとしても、配給会社が観客に嘘をついていいんでしょうか?

 映画としては、スパイ映画にラブロマンスがプラスされているというのではなくて、スパイ(産業スパイ)映画の仕立てを使った恋愛映画と見るべきでしょう。最後のどんでん返しも、スパイものとしての見せ場、落ちと言うよりも、スパイカップルに“C’est la vie!”(人生なんてこんなもの)と嘆かせて溜息をつかせ、行く末に思いをはせさせる道具という感じがしました。
 本音を語らぬ虚々実々の駆け引きというには、ジュリア・ロバーツの眼差しが切な過ぎる感じ。騙し合いにするならば、もっとクールな演技で、スッパリ啖呵を切って欲しかったと思います。
 恋愛ものとしては、大人同士の、お互いに正直ではないと感じながらも、洒落た、そしてエロティックな会話に富むカップルが描き出されています。そっちの方で大人のカップル向けの映画だと思います。

 レイとクレアの会話で、レイが「Hした女は忘れない」と言ったのをクレアが「特に寝た女は忘れない」に訂正させますが、英語で「Hした」と「寝た」は言い回しがどう違うんでしょ。聞き取りそこねました。小じゃれた会話の味わいのためにも、英語力不足を残念に思いました。





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最終更新日  2009年05月09日 18時52分51秒
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