テーマ:足下を掘れ(72)
カテゴリ:健康の話
四半世紀前の若かりし頃、『広池秋子健康ヨーガ教室』に通っていました。
その後通い続けていれば、病気知らずの人生を送れたはずでした。 でもあの頃僕は若かった。 治したい病気も怪我もなかったので、ただの経験と知識を得ただけで、実行を絶やしてしまっいました。 来るべき身体の異変にあの頃は気がつきませんでした。 その代わり、体を動かしたい衝動が高くなり、『ジャズダンス』に興味の対象を移してしまいます。 そのダンスのレッスンに“ストレッチ”と言うものがありました。 『ヨーガ』と同じように、体を曲げたりひねったりして筋を伸ばし、体をやわらかくするメソッドでした。 ヨーガのポーズに良く似たものもあり、“呼吸”をつけたりもしますので、同じと言ってもいいものもあります。 ただ目的が違うので、強度が違いました。 ヨーガは例えば体をひねった場合、痛いと感じる直前で止めます。 「痛気持ちよい」位置を探って、そこで呼吸を入れます。 ダンスの方は痛いのを我慢して、更にひねり筋を伸ばし、体の曲がり度を増やしていきます。 一つ間違えると、逆に体を壊す危険を抱えています。 ヨーガの教室でも勘違いしている人もいて、一生懸命無理して曲げたりひねったりしてしまいます。 先生はむしろ、やり過ぎないようにセーブするのに忙しかったぐらいです。 僕もこの歳になって、ようやくその辺の加減がわかってきた感じです。 ヨーガにはあせりは禁物です。 ゆっくりのんびり少しずつ、ポーズを完成させるのが目的でなく、血行を体の隅々まで送るのが目的なのです。 そこが理解できれば、ヨーガのポーズに固執することなく、いつでもどこでも“マイポーズ”でヨーガの効用を得ることが出来ます。 生活の意識の中で、常に体のすべてを動かして血をめぐらせる工夫をすればいいのです。 テレビを見ながらでも、パソコンに向かっている時でも、湯船に浸かっている時でも、できるときにまめに少しずつやり続けるのです。 形に囚われず、自分のオリジナルな、やりやすいポーズを試して見ます。 悪い所がすぐ良くなることはありません。 だけど、血が巡ればすこしずつ自然治癒能力が高まります。 少しずつです。 特に勧めたいのが、指です。 手の指と足の指。 痛くない程度で、曲げたり伸ばしたりひねったり、もんだりさすったりしてください。 足の指をグーパーさせるぐらいなら、いつでも出来るはずです。 是非それだけでもして欲しいと思います。 ヨーガを教えようとしても、言葉だけではうまく伝わらないので、ポーズとか呼吸法とかにこだわらないで、わかりやすくヨーガの効用を理解してもらいたいと考えています。 それで、これならばと「手足指ストレッチゆっくりヨーガ」を提唱しているのですが、こんなことでもやり続けるのは難しいんです。 でも、やってください、ほんとに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月19日 09時50分16秒
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