テーマ:ヨーガと半身浴と深呼吸(21)
カテゴリ:健康の話
健康に関する本は、何冊読んだか判らないほどです。
もともと健康の勉強に迫られたのは、自分の“心身症”と対決するためだったのですが、“健康”への道は一本道ではありませんでした。 進めば進むほど、深い闇のダンジョンが現れ、多岐多様な健康法と遭遇する羽目になりました。 それでも僕の中で、実感として推奨できる健康法は、この三つ。 “ヨーガ”と“半身浴”と“深呼吸”。 これを3本柱として論を進めてきたつもりです。 では、何故この三本柱に効果があるのかという説明では、“血行”を促すという効果を第一に考えていました。 体に必要な、栄養も酸素も血液が運ぶ。 血行がよくなれば、それだけ栄養と酸素が行き渡る。 一方、不必要となった老廃物や二酸化炭素を運び出すのも血液。 ゆえに、血流促進こそ健康の第一歩。 というような論理展開で効能を考えていました。 実感として効能があるのは確かでしたから。 でも、何か欠けている気がしていたのも事実。 健康を保つことのほかに、病気を治すというのも健康法の目指すところです。 血行が良くなると何故病気が治るのか。 精神的なことを僕は考えていたのですが、もっと理論的に納得できるものに巡り会えました。 すんなり謎が解けました。 それが、さらに謎だったいろいろな場面にも光を当ててくれたのです。 これからの僕の健康論は、すべてここからはじめてもいいと思います。 かなりの部分を説明できるのです。 その理論とは、「免疫革命」という著書にある、安保徹・福田稔、お二人の先生の理論です。 詳しくはお二人の著書を読んでもらうのがいいのですが、乱暴に要約するとしたら―健康を害する原因は、自律神経のバランスが崩れることにあり、人の免疫力を高めるのには、副交感神経優位の状態を作らなければならない―と言うことになります。 自律神経とは、人が生きていく上で勝手に作用している神経で、緊張状態で使われる“交感神経”と安定状態で使われる“副交感神経”の二系列があります。 そして、バランスが崩れると言うのは、“交感神経”優位の状態が続きすぎ、様々な疾患が生まれてしまうと言うことです。 長い期間、ストレスの多い環境にいる状態と考えていいでしょう。 緊張状態とは、いわば戦闘状態ということです。 今のイラクのように、軍隊が町を統制している。 敵を倒すには軍隊の助けが必要ですが、それが長引くと、復旧無きまま破壊が続けられる。 敵の攻撃と、味方の反撃で壊された町は、誰かの手で修復されなくてはならない。 そこで副交感神経が必要になるわけです。 副交感神経優位の時、痛んだ体の修復が行われます。 だから、日常の中で副交感神経優位の状態に導く何かをした方がいいというわけです。 それが、ヨーガであり、半身浴であり、深呼吸なのです。 ヨーガの先生が「頑張ってはいけません」とよく言っていたのは、頑張ると交感神経優位になってしまうからなのでした。 ゆったり、のんびりやらなくては副交感神経優位にはなりません。 半身浴もゆったりのんびりです。 20分ぬるめのお湯にぼんやり浸かっているというのはかなりのんびりです。 いらいらせかせか我慢して浸かっていたとしたら逆効果です。 瞑想の効果もここにあると思っていいでしょう。 そして深呼吸ですが、息は、吸っている時に交感神経優位、吐いている時に副交感神経優位になります。 ゆえに、息を長あ~く吐けば、それだけ副交感神経優位が続くと言うことです。 緊張したり、イライラした時は深呼吸すると落ち着きますね。 それは、副交感優位に導いて、戦闘状態を解除しているのです。 以上僕なりの簡単な副交感神経優位の必要性の説明でしたが、安保・福田理論の本当の凄さは、副交感神経優位がアトピーやガンの治療に役立つことを説明している所です。 これは、血液の中の、白血球。 白血球の中の、顆粒球とリンパ球の説明をしなければ解りません。 でもそれを説明するにはちょっと大変。 機会があったら次にしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月22日 18時56分21秒
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