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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2010年10月05日
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カテゴリ:健康の話

 

同僚である38歳男子の手の甲がかぶれていた。

本人曰く、自分はアトピーだという。

本来、アトピー性皮膚炎は子供がなる疾患で、8割が5歳以下で発症し、学齢期に改善する。

ところが最近大人のアトピーが増えてきたという。

しかし、この現象にはいささか疑問を持っている。

本当にアトピーが増えているのか?と言うことで。

さらに、彼の話を聞くと、医者の処方でステロイド剤を塗布していると言う。

しかもレベル5の一番強いものを。

 

問題は二つある。

一つは、アトピー性皮膚炎に今後どう対処していくかと言うこと。

もう一つは、治療法としてステロイド剤が果たして適切かどうかと言うこと。

 

まずアトピーだが、アトピー=場所が不特定と言うギリシャ語の「アポトス」が由来で、要するに特定できない不確定の皮膚炎ということだ。

不確定には原因も含まれる。

原因にはまず遺伝的要因が関与するといわれている。

本当の原因がわからないものは、医者はとりあえず体質のせいにしてしまうものだ。

次に食物のアレルギー。

卵、牛乳、肉、米、小麦・・・

アレルゲン検査でおおよその食物のアレルギー値を数字で表すことが出来る。

しかし、こんなものに縛られる必要はない。

ある種のものに偏らないで、バランスよく食すれば大概問題はない。

さらに環境的要因。

ダニ、ハウスダスト、鳥の糞、建築用材・・・

これは原因になりそうなものをすべて外せば解決できる。

そして、ストレス。

病気の原因をなんでもストレスにしてしまうのも短絡だなあ、と思いながらもやはり大きな要因ではある。

同僚の彼も、職場でストレスを感じていたかもしてない。

 

彼はやや肥満気味であったので、以前より体質改善のアドバイスをしていた。

まず、食事の量を半分に減らせ。

肉、油は極力減らせ。

よく噛め。

有酸素運動、―ウォーキングとか、だらだらジョギング(歩くぐらいの遅いジョギング、これが有酸素運動としてかなり優れている)とかを、毎日30分。

間食はしない、タバコを止める、などなど・・・。

性格は素直なので「はい、はい、ホントですか?」などと聞いているが、実行に移すかどうかの行動力はまた別物であるらしい。

アトピー対策のアドバイスも全く同じものだった。

食事、運動、禁煙。

あらゆる病気治療の原則である。

 

そして、根本的なところを一つ確認した。

アトピー性皮膚炎は猛烈な痒みが伴うはずだが、どうか?

痒いは痒いが、猛烈ではないと言う。

場所も、手の甲と膝に肥厚(湿疹が盛り上がって皮膚が厚くなった状態)が見られ、腹部に赤斑(赤い斑点が盛り上がった状態で一面広がっている状態)が見られる。

つまり、出っ張って所に患部が見られる。

アトピーの発疹は、顔や首、ひじや膝のくぼみにあらわれ、全身に広がっていく。

ということは、アトピー性皮膚炎ではなく、接触性皮膚炎なのではないか。

つまり、かぶれが悪化した状態。

原因は皮膚の常在菌が、スレ傷から進入したか、あるいは自身の汗による汗疹のかぶれが、何らかの理由で悪化したとも考えられる。

 

何らかの理由として考えたのは、治療薬としてぬっていたステロイド剤だ。

免疫療法でおなじみの安保徹先生の『薬をやめると病気は治る』から、抜粋させていただく。

 

「消炎鎮痛剤よりさらに血流を留める力、消炎作用が強いのがステロイド剤です。ステロイド剤はその劇的な抗炎症作用から、奇跡の薬ともてはやされた時代があります。(中略)現在、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、膠原病などさまざまな病気の治療に、ステロイド剤は用いられています。(中略)

使い始めたばかりのころ、ステロイド剤は組織の炎症を取る善玉として働きます、しかし、ある時期から組織を破壊する悪玉に変わっていきます。ステロイド剤の組成は、私たちのからだの中にある脂質、コレステロールと同じものです。コレステロールといえば、動脈硬化の元凶として嫌われていますが、それというのも、体内でふえ過ぎたコレステロールが血管の内側に付着し、たまっていくうちに酸化コレステロールに変化し、血管をボロボロに壊してしまうからです。(中略)

ステロイド剤もコレステロールと同じしくみで悪玉に変化します。使い始めたばかりのころは体外にステロイドを排泄できるので、消炎効果だけを得ることができます。(中略)

ところが、そのまま年単位でステロイド剤を使い続けると、徐々に体に蓄積され、やがて酸化コレステロールに変化して周辺の組織を酸化し、新たな皮膚炎を起こすようになるのです。(中略)皮膚の破壊が進行すると、医師はより多くのステロイド剤を投与します。そのステロイド剤の効きが悪くなれば、さらに強いステロイド剤を投与する・・・

こうして、ステロイド依存症がつくられていきます。(中略)

ステロイド剤の常用は、交感神経の緊張状態を作り、血圧が上がり、頻脈(脈拍が1分間に100回以上になること)になって不安感が増すようになります。交感神経の緊張によって副腎から分泌されるアドレナリンは、血糖値を上げる作用があるため糖尿病が発症します。顆粒球の組織破壊が進むと、体のあちこちの関節が破壊されて腰痛やひざ痛が生じ、全身で血流障害が進み、患者さんの手足は氷のように冷たくなります。(中略)

たとえば膨大なデータから、ステロイド剤が炎症を抑え病気の進行を効果的に抑えたという証拠が得られたとしても、真の治癒に結びつく医療にはなり得ないでしょう。なぜなら、ステロイド剤を使うこと自体が治癒反応を止めて病気を難治化させ、新たな病気を生み出しているという認識がないからです。」

 

こんなにひどいステロイド剤ではあるが、医者は使いたがる。

他の抗炎症薬より薬価が高いからである。

ステロイド肯定派の金沢大学皮膚科・竹原和彦教授は『アトピー性皮膚炎克服への近道・ステロイド外用薬の誤解を解く』にて、

「ほとんどのアトピー性皮膚炎の患者さんは、症状に合わせたステロイド外用薬を使うことによってコントロールが可能です」

と述べる。

コントロールである。

治癒ではないのだ。

多くの医者は、アトピー性皮膚炎を「完治しない病気」として、患者を長い期間、薬でコントロールし続ける客としておきたいのだ。

残念だがそうとしか思えない。

 

ステロイド剤は天然副腎皮質ホルモン(コルチゾル)の200~1000倍の強さを持っている。

そんな大量破壊兵器のような薬を使えば、人が本来持っている自然治癒能力など吹っ飛んでしまう。

体内にステロイドが充満すれば、脳は副腎に天然ステロイド生産の中止を命じてしまう。

自前の工場が閉鎖されてしまうようなものだ。

それでステロイド剤をやめたときには、自己生産ができず、症状が悪化しリバウンドになってしまうわけだ。

さらに、ステロイドは免疫力を抑える働きを持つため、全身に溢れたステロイドは全身の免疫力を落としてしまう。

細菌やウィルスの感染症に弱くなり、ガンも発生しやすくなる。

同僚の彼には、

「アトピーで死ぬ奴はいないが、ステロイドで死ぬことはあるよ」

と、脅し文句を言ったのだが、意味はこういうことだ。

 

相変わらず「ホントですか?」を連発する彼であったが、脅すだけではしょうがないので治療のアドバイスもした。

「まず、ぬるい風呂にゆっくり入る。あまり石鹸でごしごし洗わない。あがったら患部にワセリンをたっぷりぬって、手袋なりラップなりくっつかないようにして寝る」

原因となるアレルゲンがあるなら、その除去も考えなくてはいけないが、とりあえずはこれ以上解らない。

食べる量を半分にし、よく噛み、間食はしない、有酸素運動をする、タバコをやめる・・・

同じことをくり返し伝えた。

これが守れれば、アトピーは治り、ダイエットも成功するはずだ。

 

実は、新婚当初妻がアトピーになった。

新生活のストレスか、バイト先の洋品店の裏方の埃のせいか、ダブルベッドのはね布団のせいか、はたまた僕という異物を受け容れたためなのか原因はわからない。

始め首筋が赤黒く腫れ、それが顔全体に広がり、皮膚科へ通うことになった。

貰った薬には副腎皮質ホルモンと書いてある。

レベルはわからないがステロイドだ。

それで収まったかどうか微妙だったが、薬はぬり続けた。

顔が痒いのか、いつも顔をぺちぺち叩いていた。

その音がけっこううるさくてよく喧嘩もした。

僕は優しくなかった。

3年ほど経って、状態が急にひどくなった。

胸から上が、膿が噴出したように瘡蓋になってしまったのだ。

映画『エクソシスト』のリンダ・ブレアを見るようだった。

もう死ぬのではないかと内心思った。

それが、今はすっかり治っている。

どんな治療をしたのかというと、妊娠をしたのだ。

妊娠をしたのだが、ステロイド剤のためか、すぐ流産してしまった。

流産ではあったが、希望の光が見え、次にまた妊娠し、無事長女を出産した。

この間ステロイドは止めていた。

リバウンドがあったかどうかは忘れた。

子育てに夢中になっていて、気がついたらアトピーは消えていた。

思うに、アトピーは免疫の過剰反応によって起こるものなので、妊娠と言う強烈な異物の進入に対し、全身の免疫系がそっちの戦線に繰り出すことになり、アトピー部の免疫過剰反応がなくなり、皮膚炎は自然治癒が出来たのではないか。

免疫について以前こんなことも書いているので参照を。

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201005210000/

 

しかし、同僚の彼は男なのでこの手は使えない。

 






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最終更新日  2010年10月08日 14時28分50秒
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