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ＯＰ曲 『鳥の詩』 紹介＆解析☆ここでは、ゲームで使われた歌の歌詞紹介のコーナーです。さらに「ＫＥＹ」の歌は、ゲーム本編の内容を示唆しているので、それついても詳しく紹介していきます。ネタバレがかなりあるのでご注意を。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 『鳥の詩』 作詞 ＫＥＹ 作曲／編曲 折戸伸治／高瀬一矢 Ｓｏｎｇ Ｌｉａ ♪消える飛行機雲 僕たちは見送った 眩しくて逃げた いつだって弱くて あの日から変わらず いつまでも変わらずにいられなかったこと 悔しくて指を離す あの鳥はまだうまく飛べないけど いつかは風を切って知る 届かない場所がまだ遠くにある 願いだけ秘めて見つめてる 子供たちは夏の線路歩く 吹く風に素足をさらして 遠くには幼かった日々を 両手には飛び立つ希望を 消える飛行機雲 追いかけて追いかけて この丘を越えた あの日から変わらずいつまでも 真っ直ぐに僕たちはあるように わたつみのような強さを守れるよ きっと あの空を回る風車の羽根たちは いつまでも同じ夢見る 届かない場所をずっと見つめてる 願いを秘めた鳥の夢を 振り返る灼けた線路 覆う 入道雲形を変えても 僕らは覚えていて どうか 季節が残した昨日を 消える飛行雲 追いかけて追いかけて 早すぎる合図 ふたり笑い出してるいつまでも 真っ直ぐに眼差しはあるように 汗が滲んでも手を離さないよ ずっと 消える飛行機雲 僕たちは見送った 眩しくて逃げた いつだって弱くて あの日から変わらず いつまでも変わらずに いられなかったこと 悔しくて指を離す ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◎この『ＡＩＲ』のＯＰ曲である「鳥の詩」は、ＫＥＹの曲の中でも名曲中の名曲と言われている曲です。というよりも、歴代のゲームの主題歌の中でもっとも有名であり、人気のある曲と言えるかもしれません。 現に、発表されてから１０年以上経った今でも、カラオケのランキングとかには上位に入ってくるくらいで、ゲームをまったく知らない人でも聞けば心が動かされる曲であり、そして歌詞でありそれが証明されているとは思います。 特に歌姫「Ｌｉａ」を世に出した曲としても有名です。 そんな歌ですが、もちろんゲームをやれば、さらに心に残る歌です。特に歌詞の意味を考えてみると、「観鈴」と「その家族」の情景が浮かびます。 歌詞に登場してくる、＜鳥＞。それは、翼人の「夢」を受け継ぐ観鈴の事でもあり、ＡＩＲ編主人公のそら（往人）の事を指しているよう思われます。 ＜届かない場所がまだ遠くにある 願いだけ秘めて見つめてる＞という、観鈴がいつも想いをはせていた場所。そして、そらが辿り着くべき場所。まだ遠いどこか。ゲーム上での観鈴が手を広げている場面が目に浮かびます。 そして歌詞に登場する、＜子供たち＞や＜僕ら＞。これは、ＡＩＲ編ラストにでてくる男の子と女の子の事を言ってるのか？ 実は「ＡＩＲ」編の結末は、いまだにいろんな解釈があるくらい一つの謎なので、この歌からもいろんな解釈ができます。 そして２番の歌詞＜あの空を回る風車の羽根たちはいつまでも同じ夢見る 届かない場所をずっと見つめてる願いを秘めた鳥の夢を＞この辺りは、まさに、観鈴をはじめとする、翼人たちの「夢」を受け継ぐ時の、現象を言ってます。翼人・・つまり「神奈」の夢をずっと見続けることになる・・・観鈴編のことを示唆しているようです。 そしてサビの部分。歌詞の中では二人の手を離さない、強さを守ろうとする決意という表現がでてきますが、結局は＜消える飛行機雲 僕たちは見送った 眩しくて逃げた いつだって弱くてあの日から変わらず いつまでも変わらずに いられなかったこと 悔しくて指を離す＞指を離してしまう。 観鈴に対して、往人や晴子がどんなに手をつないでいようとしても離してしまった。弱くて・・という自分の弱さを悔しく思う気持ちが伝わってきます。 そして、それはあの二人の「男の子と「女の子」に訪れる未来なのか・・・ともかくも、観鈴が往人や晴子と別れがあることを示唆してせつなくなります。 以上 ＡＩＲ ＯＰ曲「鳥の詩」の考察でした。 ＡＩＲ 基礎知識に戻る ジャンル別一覧
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