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Rewrite of the World ♪

Rewrite of the World ♪

OP曲 『Light colors』 紹介&解析

☆ここでは、ゲームで使われた歌の歌詞紹介のコーナーです。

さらに「KEY」の歌は、ゲーム本編の内容を示唆しているので、それついても詳しく紹介していきます。ネタバレがかなりあるのでご注意を。


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『Light colors』

作詞 麻枝 准

作曲/編曲 折戸伸治/高瀬 一矢

Song Lia


♪プリズムを通した世界の色も褪せ
こんな灰色に全て埋ずもれても

どうにもできないことがあっても 
最後まで目を閉じず
見守ってく勇気 それは遠い誰かの
持ち物で僕じゃない
ようやく向かい風は凪いだけど
長すぎる前髪が
気になってどうにも心が落ち着かない
勇気とは程遠くて

明日はもっとうまくやってみせる
だからもう一度だけ信じて

プリズムを通した世界の色も褪せ
こんな灰色に全て埋ずもれても
僕ならばできる たとえひとりだって
未来にまた塗りかえてみせるよ


弱い人ほど特徴のなさを
うまく演じてるのに
僕はこんな小さな罪も許せないで
いらだちをぶつけてる
高く伸びる空 急降下する
鳥たちの声を聞いた
痛みや苦しみを覚える人になど
ならないよう祈ってた

今日はあの場所を目指していく
だからこの熱い血を信じて

涙で世界が閉ざされてしまっても
こんな美しい景色を忘れても
ふたりならできる 信じ続けていく
あの日のふたりを後悔せずに


夕凪が赤く染まるよ
僕らも精一杯燃える生き方を

プリズムを通した世界の色も褪せ
こんな灰色に全て埋ずもれても
僕ならばできる たとえひとりだって
世界をまた塗りかえてみせるよ

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◎歌姫「Lia」が歌うKEY作品の曲としては2作品目となる歌になります。『鳥の詩』に比べると疾走感があるメロディであり、ゲームの展開にマッチしてて素敵な歌になっています。

歌詞の内容は、
「CLANNAD」の智代編ラスト~「智代アフター」全編でのテーマがかなり表現されています。すなわち、主人公の朋也の決意が伝わってきます・・・それは「CLANNAD」の智代編のラストから朋也が誓った、智代の隣を対等に歩きたいと言うこと・・・本編ではいろいろな出来事を通じ、ついには智代を追い越していくことになるのですが・・・そんな事が表現されています。


<どうにもできないことがあっても  最後まで目を閉じず 見守ってく勇気 それは遠い誰かの 持ち物で僕じゃない>

1番のこのフレーズは、まさしく朋也の序盤の心情。「勇気」は他人のもので、自分は何も無い・・・「CLANNAD」の頃の朋也が思い出されます。それでも、<明日はもっとうまくやってみせる>と。「智代アフター」の前半の朋也は、そうやって少しずつ変わっていくのです。

そして
<未来にまた塗りかえてみせる>例えひとりだって。・・・この辺は、智代のために戦った「不良戦」が思い出されて感慨深いです。

2番は、
<弱い人ほど特徴のなさを うまく演じてるのに>や<痛みや苦しみを覚える人になど ならないよう祈ってた>という自分の弱さを自覚しながら、心の中では変えたいと思っている葛藤。・・この辺りは私達も共感できるところかもしれません。

そして2番のサビは、「智代アフター」の本題に触れる意味深な部分。

<涙で世界が閉ざされてしまっても こんな美しい景色を忘れても
ふたりならできる 信じ続けていく あの日のふたりを後悔せずに>


この辺は「智代アフター」をプレーした人なら心に残るところでしょう。「朋也」と「智代」の二人のセリフそのものです。二人が事故によって、悲しみに暮れる事になっても、朋也がすべてを『忘れても』・・・最期は『ふたりならできると信じ続けていく』・・あの、アフターアフター編での朋也と智代の屋上での永遠の誓いを交わした事を『後悔せずに』・・ここだけでも「智代アフター」のすべてが詰まってると言えます。

そして精一杯生きる・・この朋也の誓いが「世界」・・
『とも』や『鷹文や可南子』の世界を塗り替えていくことになる・・明るい色に・・・

このように、かなりメッセージの強い歌になっています。




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