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空の独り言

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2004年07月22日
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雲 流れ
ゆったり 時が過ぎる
緑なす草が 綿毛が
川面より吹き上げる風に揺れ
ふわりと空へ
飛んでいく
草々が根を張る
地面へしっかりと
草が 土が
ヒンヤリした感触を齎して
心の安らぎを与えてくれた
 
心地よい
涼しい風は
いづこに?
 
照りつける太陽
乱反射するアスファルト
熱は容赦なくどんどん上昇
太陽隠れて
熱下がり
涼しくなるはずの宵闇は
亜熱帯風呂
 
道路が造られ
便利になった代償に
かつて普通にあった涼は奪われ
どこかに逃げて逝ってしまった
涼ある闇は彼方久しく
この身が限界となる体温と近くなる気温
 
体温限界を超えると死すると言われる人間
生きていられるだろうか
このまま上昇を見逃して
生きていることができるのだろうか
この未来
人は生きていくことができるだろうか
閉じこめられた熱ばかりが逃げられずに
上昇し続けて
 
このまま
すべての道が
黒いアスファルトに覆われて
地面に閉じこめられた熱が
溜まり溜まって
いつか
 
爆発してしまわないだろうか
いつから
剥き出しの地面を
発見することが難しくなっただろう
土を掴んだひやりとした感触を
忘れてしまっただろうか


Copyright (C) 2004/08/29 "手にする土" 天空童 フィエル.

 
ニュースをチェックすれば、この日熱中症で倒れた人が東京で搬送されたのが66人という数字が目に飛び込んできました。ずっと言われ続けている温暖化。ますます厳しくなる気温。温暖化の悪循環の仕組みを説明したテレビをその度に思い出す。昼間、自然の太陽も加え、クーラーの熱風、車の排気から出される熱が籠もって地面に降りて地面に貯められていくのだけれど、夜に冷えて熱が逃げるはずがアスファルトに阻まれて逃げることが叶わず、夜も熱が籠もったまま。そして、また昼が来て。その繰り返しの悪循環がますます気温を下げることを難しくしていると。道路を造って便利にはなったけれど、考えて造らないとますます熱が逃げずに温暖化が悪化するんじゃないかな。





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最終更新日  2004年08月29日 22時54分42秒
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