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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8362)
カテゴリ:ポエム&オリジナル小説
どうかこのままでというけれど
どうか変わらないでというけれど 変わらなくて良いよと言ってくれる人 変わらなくてはいけないよと言う人 周りの言葉は 知り合う人で違ってくる 語りかける言葉で違ってくる それが矛盾していると思うのは きっと、 その時その時で言葉が変わるから 人の心は弱く 変わらなくて良いよと 心を軽くしてくれる言葉を 無意識に望んでいる きっと それが塞がりにくい傷を塞ぐ オロナインだと 無意識が知っているから 人が変わりたくないと思うのは きっと愛してくれていた昔 その記憶が刺激される そして 甘い逃避行を試みる 現実から目を閉じ 耳を閉じて 甘い海にどっぷり浸かっている。 変わりたくないと思いつつも 変わったと思った瞬間 ユエンを考えて振り返っているのは哀しみ 現実が否応なく 耳から手を払い 瞼をこじ開ける そして 人に示す 現実は傷つくことばかりだと 現実から目を逸らすなと 人は傷つき 成長していくと言うけれど 傷も塞ぐことができなければ 血を流し続けるばかり 人も社会も 傷を塞ぐオロナインが欲しいと 心の袋を繕う糸と針が必要だと 無意識が呟いている 血を流し続ければ きっと痛みに麻痺してしまい 目に見える傷のように 心の膜の破れが覆われない 自分が傷ついていることも忘れ 血を流し続けていることに 気づけないでいれば 成長することすらできない 成長することを忘れてしまう 成長することに気づかずに 時ばかりが流れていく 人が傷つき 成長できるのは たぶん、傷が癒されて初めてのこと 心が安堵して ずっと見えなかったことが 見えるようになったから 心がやっと広く 周りを見ることができるから やっと足を止めて やっと心が傷を塞ぐ オロナインを見つけたから
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