先月行った、視機能検査の結果が届きました。
検査は2日に渡り行われました。
1日目は眼の機能的検査と聞き取り
2日目は同席していないのでわかりませんが、下記の検査が行われたようです。
料金は1日目は保険適用で約2千円程度、
2日目は保険が適用されず、検査料15000円でした。
検査当日も簡単に結果は教えてくださり、視覚的に弱い部分を補うための
トレーニング方法や訓練用DVDも下さいました。
今後、トレーニングの成果を見るために、月に一回程度通院します。
以下は空の結果です。
1、見たいものにピントを合わせ、鮮明に見えているか
眼疾患や視力屈折異常 問題なし
ピントの切り替えが上手に出来ない
追従性眼球運動 指定された運動が完遂できない
衝動性眼球運動 指定された運動が完遂できない
2、入力された情報をきちんと処理し、運動機能に反映できているか
☆検査時の様子
注意集中・衝動性
注意の動転があり、休みを入れながら検査を実施した
運筆・姿勢保持
検査時間が長くなると姿勢保持が困難
教示理解
自身が今しなければいけないことは概ね判断できる。しかし集中力が途切れると、
情報の取入れが悪くなり、課題遂行までに多くの時間を費やす課題も数多く
見られた。
検査者から注意があればきちんとフォローすることが出来る。検査態度は良好。
DTVP-2視知覚スキル検査
目と手の協応 134点 2% 5歳7ヶ月レベル 低下
空間における位置 21点 25% 8歳7ヶ月 標準
模写 30点 50% 9歳8ヶ月 標準
図と地 16点 75% 11歳2ヶ月 標準
空間関係 30点 2% 6歳3ヶ月 低下
視覚形態完成 15点 50% 10歳7ヶ月 標準
視覚運動速度 25点 63% 11歳2ヶ月 標準
形の恒常性 12点 25% 7歳7ヶ月 標準
全般的視知覚 67点 23% 89 9歳1ヶ月
非運動視知覚 38点 42% 97 9歳7ヶ月
視覚運動統合 29点 12% 82 7歳11ヶ月
手と目の協応、空間関係に弱さが見られる。
DEM眼球運動発達検査(読字能力・眼球運動に問題がないか)
数呼称からみる言語発達に問題はないが、視線の迷いがあり行とばしが見られる。
エラーは同年齢に比べると、有意に低い。
まとめ
■眼疾患
問題なし
■視力・屈折
弱度の遠視があるものの、視力は良好
■調整・両眼視機能
右目の遠近ピント切り替えが上手にできていない。次回再確認。
■眼球運動
注視に問題はないものの、二点間の衝動性運動やスキャニング、追視など
上手に行えない。頭の動き、正確さの面で落ち込みが見られる。
眼球運動トレーニングを勧める。
■身体バランス・コントロール
バランスの崩しやすさがみられた。身体バランスをつかむような
療育課題もプラスになる。
■視覚認知スキル課題
総評として平均の下に位置する結果となるが、視覚認知スキル課題においては、
得意なこと、そうではないことが混在していることが特徴的。
視覚スキルをみる検査では手先巧緻、空間関係課題の弱さが見られ、
運筆のための手先の巧緻性と眼球運動の苦手さが示唆される。
漢字取得や、書字の困難さは、この弱さが少なからず、関与しているように
推察される。
またNSUCO眼球運動検査の結果より、円滑な眼球運動が確認されない。
日常生活においても、運動性の視覚処理や、見直し・見比べといった点での
落ち込みが見られるだろう。
これらは本児の学習面での特徴となるため、家族をはじめ児を取り巻く人々が、
この特徴を理解し本児のストレスにならないような学習環境の設定が必要となる。
また、自身の左右は認識できているが、対向左右弁別(向かい合った人の左右)に
おいて直感的な対応はみられなかった。
まぁ、こんな結果でした。
本人には「目の動きが悪いから、漢字を覚えたり、黒板を写すのが大変なんだよ」と
伝えたところ、安心したような顔をして何度も「目が悪いから仕方ないんだよね?」
「トレーニングすれば良くなるんだよね」と聞いていました。
出来ないのは自分自身の(頭が悪い)せいではない
というのが安心したのかもしれません。
どの程度、改善されていくのかはわかりませんが、本人の自己評価が下がらないのは
いいことだと思いました。
ちなみに私は小学校5年生まで、ものさしのメモリの意味がわかりませんでした。
ところが、ある日突然メモリが見えたのです。
メモリの意味も「なーんだ!!」っていうくらい、すっと入ってきました。
空にもこんな日が来るかもしれません。
そんな期待をしながら、トレーニングを続けていこうと思います。
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