早大の鉄人・上本 虎でも鉄人宣言
阪神のドラフト3位指名の早大・上本博紀内野手(22)が5日、早稲田大学戸山キャンパス内で阪神・菊地敏幸東日本統括スカウトと中尾スカウトから指名あいさつを受けた。東京六大学リーグでは、1年春の開幕から4年秋までの104試合に、全試合フルイニング出場を達成。阪神では、広陵高の先輩に当たる金本を見習い、フルイニング出場を続けることを目標に挙げた。
◇ ◇
早稲田の鉄人がタテジマに袖を通すところに、赤い糸の存在を感じずにいられない。阪神には、世界の鉄人・金本がいる。上本にとって、あこがれであり目標となる、広陵高の大先輩。控えめな受け答えの中にも、熱い気持ちが込められていた。
「素晴らしい…大先輩で、記録を目標というか、付いていけるようにがんばっていきたい。一生懸命やっていけば、後々、結果は付いてくると思うので、先を見すぎずに、目の前のことをがむしゃらにやっていきたい」
早大では、1年春から4年間にわたってリーグ戦全試合にフルイニング出場を果たした。もちろん、大学とプロのレベルの違いは承知している。レギュラーを取ることができれば、試合に出続けたいという思いは強い。早大の先輩でもある鳥谷も、最高の手本。さらに心強いのは、「甲子園」の存在も大きい。
「高校時代に甲子園に出ることができて、その時の印象があります。広いし、天然芝、土…気持ち良いですね」
広陵高時代には、1年から二塁としてレギュラーに。2年春のセンバツ大会では優勝を果たし、同年夏の選手権大会では先頭打者本塁打を記録している。弟の崇司(広陵)も、今年の夏の大会で先頭打者アーチを放ち、兄弟での先頭弾は史上初とされている。聖地での実績も十分だ。
菊地東日本統括スカウトは「キャプテンシーがある。キャンプ1軍、開幕1軍でやれる力を持ってるしそれを目標に」と期待を寄せた。「守備でしっかりアピールできれば」と上本。守備を重視する「真弓野球」にもピタリと当てはまる存在。偉大な先輩の背中を追い、虎の門を叩く。