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カテゴリ:体の名前
体の名前(頭部・顔・首、その2)
|口(くち)口角(こうかく) |唇(くちびる) |歯(は) |舌(した・べろ) |顎(あご・あぎと) |喉・咽(のど) |首・頸・頚(くび) |項(うなじ)盆の窪(ぼんのくぼ) 作成資料について。 (*1)に続く文は、東京堂出版 「からだことば辞典」東郷吉男編 を参照・引用した文。 (*2)に続く文は、三省堂 「大辞林」 ならび「デイリーコンサイス和英辞典」 を参照、引用した文。 (*3)に続く文は、平凡社 東洋文庫456「和漢三才図会〈3〉」 を参照、引用したもの。 漢字の読みに関しては、(*1)と学研 「漢字源」藤堂明保・松本昭・竹田晃編 を参照しています。 口・くち(英語:mouth) 口角(こうかく) 1 口の読み 音:コウ・ク 訓:くち 2 口の意味 (*1) 人や動物の下部にあって、飲食物を取り入れ、 声を出す器官。呼吸にも関与する。 (*2)動物が飲食物をとり入れる器官。高等動物では頭部の下方にあって, 唇・歯・舌があり,下あごによって開閉する。 音声や鳴き声を発する器官ともなり,鳥類では嘴(クチバシ)となる。「―でくわえる」 3 口の和名 (*3)久知(くち) 4 その他口の各部 (*2)口角 読み:こうかく 意味:唇の両脇の部分。 (*2)口脇 読み:くちわき 意味:口の両わき。口のはた。 (*2)口尻 読み:くちじり 意味:唇の両端。 (*2)口吻 読み:こうふん 意味:くちさき。くちもと。 (*2)口蓋 読み:こうがい 意味:口腔の上壁。前方の大部分は内部に上顎骨と口蓋骨があり硬く(硬口蓋), 後方の約三分の一は筋肉を含んで軟らかい(軟口蓋)。 唇・くちびる(英語:lip、上(下)唇 the upper (lower) lip) 1 唇の読み 音:シン 訓:くちびる 2 唇の意味 (*1) 「くちびる」は「口縁(くちべり)」(口の縁”ふち”)の意。 現在では「唇」が常用漢字に入っていて、一般に用いられるるが、 もとは「脣」の俗字である。 (*2) 上代は「くちひる」か〕 (1)口のふちの,薄い皮でおおわれた柔らかく感覚の鋭い部分。 飲食や言語を発するときに重要な役目をはたす。 3 唇の和名 (*3)久知比留(くちひる) 吻(フン:くちわき、口唇の辺)の和名 久知佐岐良(くちさきら) 唇の上、鼻の下の溝を人中(じんちゅう)という。 歯・は(英語:tooth) 1 歯の読み 音:シ 訓:は 2 歯の意味 (*1) 語源的には「刃」と同源と思われる。 (*2) 鳥類を除く脊椎動物の口の中に上下二列に並んで生えている, 骨のように堅く,白い突起物。食物をかみつぶしたり,敵を攻撃したりするのに用いる。 人間では発音に重要な役割を果たす。歯茎を境に歯冠と歯根に分かれ, その構成主体である象牙質を歯冠部ではエナメル質が,歯根部ではセメント質がおおっている。 象牙質に囲まれた内部の空洞は歯髄が満たし,いわゆる歯の神経といわれる。 人間の場合,初め上下各一〇本の乳歯が生え,のち永久歯に変わる。 永久歯は普通,上下各一六本。「―が生えかわる」「―をみがく」 3 歯の和名 (*3)波(は) 舌・した・べろ(英語:tongue) 1 舌の読み 音:ゼツ 訓:した 2 舌の意味 (*1) 俗語では「べろ」という。これは擬態語に発するものか。 (*2) 脊椎動物の口腔底にあって粘膜におおわれた骨格筋性の器官。 魚類は筋肉を欠き粘膜状,一般の動物では筋肉・腺をそなえ,可動性。 ヒトでは唾液腺が開口し,味覚・触覚をつかさどるほか, 咀嚼(ソシヤク)嚥下(エンゲ)を助け,発声器の一部でもある。べろ。 3 舌の和名 (*3)之多(した) 顎・あご・あぎと(英語:jaw、chin) 1 顎の読み 音:ガク 訓:あご・あぎと 2 顎の意味 (*2)(1)人や動物の口の上下にある器官。上顎(ジヨウガク)骨と下顎(カガク)骨から成り, 後者が側頭骨と関節をつくることによって,物をかむことができ, また言葉を発するのに役立つ。あぎ。あぎと。 (2)したあご。おとがい。「―をなでる」「―がはずれる」 3 顎の和名(*3) 阿岐(あき)、阿吾(あこ) 4 鰓(えら)=人の下あごの両端。魚の鰓に見立てていう。(*2) 喉・咽・のど(英語:throat) 1 喉・咽の読み 音:コウ(喉)、イン・エツ・エチ・エン(咽) 訓:のど 2 喉・咽の意味 (*1) 「のど」は「飲み門(のみと)」の意。 (*2)〔「のんど」の転〕 (1)口の奥の食道・気管に通ずるところ。咽喉。 (2)首の前面。のどくび。「―を締める」 3 (*3) 喉・咽の和名 乃無止(のんと) 首・頸・頚・くび(英語:neck) 1 首・頸・頚の読み 音:シュ(首)・ケイ(頸・頚) 訓:くび 2 首・頸の意味 (*1)「首」は狭い意の「くび」だけでなく、それより上の部分全体(頭)を意味することがある。 「頚」は「くび」の部分、特にその前部を指すことが多い。 (*2) 頭と胴とをつなぐ,やや細くなっている部分。頸部。 3 首・頸・頚の和名 (*3)久比(くひ) 4 その他 首の各部 頚部(けいぶ)・首、頸(くび)=頭と胴をつなぐ部分。(*2) 首筋(くびすじ)=首の後ろ側。 首根(くびね)=首の根元、肩寄りの部分。(*2) 項・うなじ(英語:nape (首筋)) 1 項の読み 音:コウ 訓:うなじ 2 項の意味 (*2) 首の後ろの部分。えりくび。「―を垂れる」 3 項の和名 (*3)宇奈之(うなし) 盆の窪(ぼんのくぼ) (*2) 後頭部から首すじにかけての中央のくぼんだ所。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/08/19 10:30:27 AM
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