テーマ:大人のロック♪(135)
カテゴリ:ロック
1980年、『オン・スルー・ザ・ナイト』でデビュー。翌年にはセカンド・アルバム『ハイ&ドライ』をリリース。だが、この2枚は若い彼らのパワーが漲るイギリスバンド特有のざらついたハード・ロックでしかなかった。 1984年に発表された『炎のターゲット』で、楽曲・アレンジ・録音の全てが完璧になり、当時びっくりしていたのも束の間、あれよあれよと全米チャートを上昇する。 最終的には当時一位に君臨し続けた、マイケル・ジャクソン『スリラー』こそ、抜き得なかったが全米2位まで浮上する。現在までに全世界で1000万枚を売り上げているそうだ。 そんな絶好調だった彼らに、1984年の暮れに最悪のピンチが訪れる。 ドラマーのリック・アレンがドライブ中、スピードの出し過ぎで制御しきれず、壁に激突し、左腕を切断してしまったのだ。 当時の音楽誌でそれを知った僕は、何て運の悪いバンドなんだと悲嘆にくれた覚えがある。全米トップ2にまでのし上がり、まさにこれから! というときに・・・。 ところが、1987年に片腕のリックを伴ってレフ・デパードは見事に復活する。 それが『ヒステリア』である。 メンバーはリックの事故に際し、解散とか別のドラマーをむかい入れることは一切考えなかったという。ひたすら、リックの回復を待ち続けたそうだ。 ドラムメーカーとのコラボレーションにより、片腕にも対応するシンセ・ドラムを駆使して完成した『ヒステリア』は全英1位。シングルで3枚、全米トップを飾っている。 現在全世界で1600枚を売り上げているそうだ。 そして、1991年初頭に再び悲劇が起きる。 今度はギターのスティーブ・クラークがアルコール中毒死するのである・・・。 だが、その苦作『アドレナライズ』は悲願の全米1位となるのである。 スピードの出し過ぎによる事故や、アルコール中毒死は確かに個人の過失かも知れない。だが、その逆境を乗り越えてきたメンバーの情熱や友情に僕は敬意を評したい。 〔送料無料キャンペーン中〕デフ・レパード デフ・レパード グレイテスト・ヒッツ-CD- 人気blogランキングへ ←しようがないから、押してくか? ポチっ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.03 18:41:50
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