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カテゴリ:daily life
仕事について今後どうするのか。方針をはっきりさせろと言われた月曜日。
朝起きて会社に行く支度をした。財布を持って時計を付けて定期を…定期がない。金曜日に買った一か月分の定期。それに1万円分をチャージしたSUICA定期券。 どこにもなかった。金曜の夜だから記憶が薄い。どこかで落としたのだろうか。月曜から会社に行く気がそがれる。 外は土砂降りである。濡れた乗客で満載の電車に乗って出勤。車内の蒸し暑さがいらだたしい。 出社後しばらくはやらなければならない仕事をこなす。月曜から印刷段階に進める準備で忙しかった。隣の課長とはほとんど口利かず。 昼飯を食って読みかけた本を読了。『赤い雪 総括連合赤軍事件』ぶ厚い暗い本だった。学生紛争からあさま山荘、連合赤軍事件をリアルに再現していた。総括と言いつつささいな考えの違いを糾弾して仲間をリンチで殺してゆく。あいつはどうしてこんな本を俺に貸したのか。気持ちが沈んだ。 夕方にやっと「あれ(今後の指針)書いたか?」「ええ、まだプリントアウトしてませんが」 「じゃあ部長がいるうちに持って行けよ」彼は知らないのだ。その内容を。 プリントアウト。読み直す。我ながら意気地がないというか…。仕事に行き詰まった。年末には進退伺いを出すという内容。今ではないのだ。しかし持って行く前に一瞬足が止まってしまった。 職を失うかもしれないということ。この仕事以外自分に何ができるのだろうか。自分の年齢と厳しい転職状況。景気の悪い世の中。悲惨な財政状況。来月の支払い。住み慣れたオフィスを去るということ。暗い予想。今朝の仕事も順調だったではないか?物凄い勢いで頭の中を巡った。迷った。 それでも出した。「考えてきたのを持ってきました」部長読む。無言。 数分後返される。「これは俺じゃなくて課長と相談しろ。」一瞬分からない。却下…ということなのか。 自分の席について読み直す。課長が声をかけてくる。渡す。しばらく無言。 その後順々と諭される。「これは全然建設的ではないではないか」かなり長い間諭される。分からない。自分の心が決まっていないのだ。 今日も仕事に行く。自分はどうするのだろうか。すっかり自分を失ってしまった。 こんな情けない話を書いている場合だろうか。分からない。分からない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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