クエ料理あれこれ
長崎の専門店で一度だけ本格的に食べたことのあるクエ。まずはエラとワタを取り除き、なんちゃって津本式で血抜きしてお掃除したら冷蔵庫で5日間おねんねさせてから解体。兜はセンターをずらせば簡単に二つに割れる。カマはひとつで晩酌のお供一晩分かな。とりあえず一つはハーブソルトを振りかけてグリルで白焼きに。北海道で仕入れた山わさびの醤油漬けを付けていただけば、ビールはすぐに空いて焼酎のお湯割りに突入できる。兜はコラーゲンの塊でプルンプルンだ。三枚におろしてから一晩さらに置いてから昆布締めを少々仕込み。いよいよお造りで生食。うーん、長崎の専門店でも感じたが、生だとちょっと魚臭いのは釣り魚でも一緒なのか??だが、ビックラポンの美味しさだったのは『エンガワ』。こちらは脂の乗りが凄いのに臭みが全く、ヒラメの縁側より美味しいかも。もちろん、引いた皮は湯引きしてポン酢で戴きます。これもプルンプルンでコラーゲンたっぷり。週末には子らが帰ってきたので、昆布締めとお刺身を食べさせて感想を。魚臭さはそれほど気にならないよとのことだったが、イクラでも生臭く感じる隊長とは感じ方が違うかな。っで、やっぱり定番は『鍋』でしょう。皮が付いていもいなくても、どちらも間違いない美味しさで、やっぱりクエは熱をいれたほうが美味しいのかも。っで、前回エビマヨが好評だったので、『クエマヨ』も作ってみた。片栗粉をまぶして軽く揚げ、二種類のマヨに粒マスで作ったソースに絡める。これは反則技だが美味しいのは確かで、子らにはこれが一番美味しかったらしい。老夫婦二人では持て余してしまうが、来週から隣国へ研修に行く殿下の送別会に姫様も来てくれたのできれいさっぱり戴くことができました。クエさん、次はいつ会えるかわかりませんが、またよろしくお願いいたします。あっ、クエの生ハムが仕込んであるのは隊長の密かなお楽しみね。