西武ライオンズ　ニューミスター７　片岡易之選手　応援ブログ

オールスター２戦目、雨天順延。ありま。
ワクイはせっかくの晴れ舞台を経験したいだろうし、ナカジも消化不良だろうし、明日出来ると良いですね。。予報怪しいけど・・・。
さてと、今日は今週号の週刊ベースボール号　ヤス編について触れましょうか。
入手できない、という方の為に軽く要約もつけます。これから週ベを読む方は、以下はネタバレなので注意してください↓。







週刊ベースボール　７月３１日号
ヒューマンドキュメント　野球浪漫２００６　第２５回
片岡　易之編　～背番号７を自分色に～


【冒頭】

冒頭は３月３１日、４月１日の千葉マリンの試合の事から。

３月３１日の試合前、「状態がずっと良かったのでためしに使ってみよう」ということで
伊東監督の御眼鏡にかない、今季初のスタメン。

いきなり３安打３盗塁の大爆発。

翌４月１日もスタメン。ここでも一点を追う８回に逆転のタイムリー２塁打を放ち、２日連続の
お立ち台に。

この２日間、片岡はスタンドの父へサインボールを投げ続けた。ご当地千葉の試合には必ず足を
運んでくれる両親、故郷への感謝を込めて。。。そして父はしっかりキャッチした。

「キャッチしてくれて良かったですよ。昨日も投げたんですが、別の人に取られちゃいましたからね」
穏やかな笑みを浮かべて話すヤス。

この２試合でレギュラーの座に大きく近づいた。


（管理人のコメ）

この２試合はねぇ・・・本当に現場に見に行って良かった！

実は３１日の方はマリンの先発が「加藤」と発表になった時点で
「もしかしてヤススタメンあるな。。。」とは思ってたんです。
去年も相性良かったですしね。
今季初スタメン、普通なら緊張するところなんでしょうけど、逆にここぞとばかりにいきなり
３安打３盗塁ってすげぇとか思いましたけど。。。
正直に白状しますけど、まさか翌日もお立ち台だとは管理人も流石に予想できなかったです。

嬉しいのは勿論でしたけど、同時にビックリでしたよ。「なんだなんだ？？」みたいな。
そして３戦目ももしかしたら３試合連続お立ち台？くらいの勢いでした。結局３戦目のお立ち台はワクイでしたが。

貰ったチャンスは逃さない、こういうところが「プロ向きの性格」といわれるんでしょうね、多分。
後に出てきますけど、土井コーチも「あいつはハートがいいんだ」とか。


そしてご両親へのボール投げ・・・実に嬉しそうでした。
何度も同じところへ嬉しそうに投げてるので、多分近くのファンは皆
「ご家族へなげているんだなー」と気がついていたと思いますよ（笑）。

まあ、脇からダッシュしてきた人に横取りとかされてましたけど（汗）。
（関係ない話だけど、最近のインボイスのボールの奪い合い、酷くねぇですか？特に外野芝生・・・。
大人が子供押しつぶして取りに行ってますけど・・・。あの光景見ると取りに行く気が全くなくなるよ。。。）

これをきっかけに千葉が相性の良い球場になってくれると嬉しいんですけどね。僕的にも１番好きな部類の球場だし。
今のところロッテ戦は相性よし。


【高校時代】

ヤス（本名：片岡　保幸）を野球に導いたのは二人の兄で、始めたのは小学２年の時から。
「やりたかったから、というより兄がやっていたので自然な感じで。」

シニアリーグを経て、高校は親元を離れて宇都宮学園へ。
一番上の兄を誘ってくれた宇学のコーチが２番目の兄、ヤスも見てくれた。

最初はちょっとしたホームシックと腰痛に悩まされたが、比較的穏やかにすごす。
３年になってから、栃木のライバル校が次々と甲子園で活躍。ヤスはまだ甲子園未経験。
「まずい、このままでは栃木に来た意味が無い」と。

甲子園への切符をかけた最後の夏の県大会、執念を持って挑んだヤスは不思議な体験をする。

それまでずっと背中の痛みに苦しんでいたのが、県大会が始まると同時に痛みが消えた。。。
そして、県大会決勝では延長戦の末、ヤスのサヨナラタイムリーで甲子園への切符を手にする。
（ここは週ベにかかれてないので少し補足。ここを参考に↓。
http://www.sanspo.com/baseball/koukou/00koshien/knews07/0731_3.html）

そして甲子園を決めた翌日、痛みが急に再発。→診断の結果「疲労骨折」。

落ちたものを拾うにもしんどくなり、甲子園２回戦の途中、ボールを投げられなくなり、自ら交代を
申し出る。
結局この２回戦で敗退。甲子園通算成績は４打数１安打。

「ボールも投げられない選手がショートをやってはダメです。」「でも最後だし出ておくべきだったかも
という思いはあります。甲子園にはいい印象が無い。」by ヤス


（管理人コメ）

ヤスには２人のお兄さんがいて、それぞれが野球をやり、３人揃って宇都宮学園へ。
ここまでは結構本人が今までに話しているので有名ですけどね。
１番上のお兄さんのシニア時代、宇都宮学園のスカウトが別の選手を視察に来たのに、
１番上のお兄さんが注目されて、そこから片岡兄弟との縁が始まったというのだから、不思議ですよね。

そしてヤスの背中の痛み・・・県大会で消えたのは「甲子園への強い気持ち」の為？
プロに入ってもここまで「強い気持ち」で有言実行している選手だし、ありえない話でもないか・・・。

そして私事ですけど、実はこの県大会決勝戦のひとつ前の試合（準決勝ね）を、宇都宮に親戚を持つ
管理人は生で見ていました。（その事に気付いたのが今年に入ってからだというのだから、
どうしようもないな、笑）。

当時、色々あって野球どころではなかったんですが、たまたまその日だけ地区大会を見に行ってた
んですよねぇ。。。これも我ながら不思議だ。
かつて見ていた選手を知らず知らずのうちに応援していたのもビックリだし。

甲子園は見れませんでした（海の外にいました）。
地区大会を見ただけに、甲子園が見れる環境にいれば宇学を注目してみていただろうになあ、勿体無い。


しかしヤスもあまり良い思いでの無い甲子園で、今年初めて規定打席に達した。
まあ、高校野球とプロは違うけれど、なんか不思議ですね。。。


【社会人時代】

大学数校と東京ガスから誘われたヤスは東京ガスを選択した。
「兄２人が大学へいったので、自分でお金を稼ぎたかった」

そこで相次ぐ怪我。「社会人時代４年間でまともに年間プレーできたのは最後の年だけ」

２年目には練習中のスライディングで左手首靭帯の断裂。手術へ。

怪我の多すぎたヤスは入院中、母の持ってきた本をきっかけに改名を考える事に。

その名前が「易之」。

「その後怪我もないし、プロにもなれたし、結果的には良かったんでしょうね」by ヤス


３年目に就任した石井監督（石井タカシの兄貴です）との出会いも大きかった。

「お前の目標はなんだ」と問われ、怪我で諦めかけていたプロへの気持ちをもう一度奮い立たせた。

その頃、もう一つの運命的な出会い。

アテネ五輪のアジア予選のために、「長嶋ジャパン」が東京ガスグラウンドで合宿を張った。
その中のメンバーの１人が「松井稼頭央」。

「華があって僕にないものばかり持っていて、あこがれました」by ヤス

この松井と思わぬ縁で結ばれることなど、当時のヤスはまだ知らない。


（管理人コメ）

ヤスを応援するようになって社会人時代の成績とかをネット検索したりしてみたんですが・・・
本当に４年目（というか３年目後半くらいからかな）から一気に頭角をあらわした感じですね。
それまでは記録が無い・・・。
怪我が多くて出番すらなかったということだし。。。

同級生の内海君（現Ｇ）がプロへ誘われたりと、相当焦りもあったでしょうね。

そして、その気持ちを再度奮い立たせてくれたのが、石井監督＝石井タカシのお兄さん。

本当に縁の強い選手だな・・・もちろん本人の強い気持ちがあってのことでしょうけどね。
本人にその気が無ければ、縁があったって生かせないで終わるしな。

そして、、、松井カズオと出会い？その１年とちょっと後に
西武の背番号７番を請け負うとは思ってはいなかったでしょうね。

いやー、やっぱ人間努力し続けなければ（汗）。


ここまででほぼ３ページ分。というかほぼ前半終了。

続きは明日か明後日に（汗）。


こんなん読んで知ってるよウザイ、という方もおりましょうが
ご勘弁を～。今はＡＳ休み中だしさ・・・。