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カテゴリ:生活
昨日の夜、NHK BSの番組を見ていたら、日本では地方の若者の就職先がなくて深刻な社会問題になっていると言っていました。
モラトリアムとかパラサイトとか言って、自主的に定職を持たない時代は終わってしまったんですね。企業が生産拠点を第3国に移転してしまい、国内の雇用がなくなって、仕事をしたいのに、仕事がないというのは結構深刻かも。 香港は比較的外国人が働きやすい環境が整っているので、世界各国から色々な人が働きにきています。 フィリピン、インドネシア、タイなどといった第3国から出稼ぎに来ている人も多いのですが、イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどから本国で就職先のない若者が香港に就職先を求めて働きにきているケースも結構多いのです。 特に、英語のネィティブ国からきた若者の場合、取りあえず語学学校で英語を教えたり、英語の雑誌や広告代理店の編集のアシスタントをしたりと、英語がしゃべれるだけで仕事が見つかったりしてしまうのです。 しかも、ネィティブというだけで一般的な香港人より給料も高く、1年も働けば立派な実績となって転職も有利になります。それにプラスして資格や学歴があれば、給料は雪だるま式に増えていきます。 彼らは香港で稼ぐだけ稼いで、老後は社会保障の確立した本国に戻るか、タイなどの更に物価の安い地域で贅沢な暮らしをすることを目標にしているようです。 若者の就職先がないというのは、日本もいよいよそういった先進国病になってしまったということでもあり、国外に就職先を求める人が増えるかも知れませんね。 最近は不登校などで学校に行かず、資格だけを取る人が多いみたいですが、人生を40年近く生きてきて言えるのは、どれだけ大勢の人と関わったか、どれだけ色々なタイプの人と関わったかが、結局は人間性を大きく成長させるので、人生の若い内の数年間を国内、海外に拘らず大学の大講堂で何百人の人たちと一緒に授業を受けるのも一つの案だと思います。 学歴じゃなくて、そういった環境に一定期間身を置く事。経済活動から離れた大規模な集団を体験できると言う意味では、今のところ大学が一番適しているような気がします。 日本の若者、頑張って欲しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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