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音楽療法士の仕事というのは、 子供さんからお年寄りまで、心や体に問題を抱える人たちに対して 音楽を通じて治療をサポートするというものです。 運動機能を回復させたり、社会適応能力を回復させたり、 あるいは認知する能力を回復させたりするために、 音楽を使ってリハビリテーションを行うのです。 残念ながら日本ではまだそれほど広く知られていないので、 音楽療法士が活躍できる場というのは限られており、 病院や福祉関係の施設というのが多いようです。 普段、私たちが音楽を聞くときでも、 状況によって違う種類の音楽を聞き分けたりします。 たとえばリラックスしたいときはクラシック音楽を聞いたり、 ドライブするときにはポップな音楽を聞いたりといった感じです。 これは、音楽が人間の心や脳に影響を与える力を持っている、 ということを表していると思います。 音楽療法士は、その人の心身の状況に合わせて、 どのような音楽を聞かせればいいのか、 あるいは聞かせるだけでなく、 実際に歌ったり楽器を演奏させたりすることで、 音楽の持つ力を有効に活用しているのですね。
最終更新日
2012.01.20 10:28:01
宮城県仙台市にある東北大学病院では、 東北大学大学院の医学系研究科音楽音響医学分野の協力を得て、 必要に応じて音楽療法を取り入れることが可能です。 この東北大学大学院では、 医療の場で音楽療法を行う実力を身につけたい、 という臨床能力のある音楽療法士を求めています。 音楽療法の知識と技術を身につけた音楽療法士に医学教育を施し、 東北大学病院や関連医療機関における音楽療法活動を通じて、 医療の場で活躍できる人材を養成しているのだそうです。 こうした音楽療法をテーマにした分野が、 医学部の正規の講座として開設されるのは、 とても珍しいことのようです。 東北大学病院の音楽療法室長でもある市江雅芳教授は、 医療の現場に音楽療法を導入することを目標とされており、 各診療科の医師の指示に基づいて、 音楽療法士が患者さんにセッションを行う、 という方法をすすめています。 こうした取り組みが、日本全国に広がっていけば、 音楽療法あるいは音楽療法士というものが、 より多くの人々に認めてもらえるようになると思います。
最終更新日
2011.02.03 16:16:53
音楽療法士の仕事は、 小さな子供からお年寄りまで、心身に障害を持つ人たちに対して、 音楽を聴くことや演奏することを通じて、 運動機能や社会適応能力の回復、認知力を養っていく手助けをする というものだと思います。 言ってみれば、音楽の持つ力や特性をうまく引き出すことにより、 音楽をリハビリテーションとして活用するということです。 人の感情に働きかけて、それぞれの実状に合った療法を、 医師や看護師、他のスタッフと協力して進めていくのです。 音楽療法士は、技術だけでなく教養や人間性も求められます。 音楽療法に関する知識と豊富な臨床経験を身につけたうえで、 心や体に問題を抱えている人たちに対して、 精神的な部分を治療するサポートを行うのです。 音楽療法の先進国といわれるアメリカやドイツなどでは、 有効な治療手段として認められており、 音楽療法士が活躍できる場もたくさんあります。 日本では、音楽療法士の仕事の場はまだまだ限られていますが、 今後はもっと広がっていくことを期待したいと思います。
最終更新日
2010.11.13 10:47:39
音楽療法士は、音楽療法学会が認定しているものや、 地域によって認定されているものがありますが、 今はまだ国家資格ではありません。 音楽療法士の数もまだそれほど多くはないのですが、 少ないながらも立派な活動をしており、 今後は、医療の現場などでも活躍する場が増えてくるものと、 期待されているところです。 音楽というのは、ただ単に私たちを癒してくれるだけでなく、 高齢者や心身に障害を持つ人たちにとっては、 孤独感を取り除いたり、体の機能の回復や症状の進行を抑える、 といった効果を与えてくれるものです。 医療の現場や高齢者の施設などで、 音楽の持つこうした可能性を生かして治療に役立てるのが、 音楽療法士の仕事です。 日本は、これからますます高齢化社会となっていきます。 建物や設備といったハード面も大切ですが、 ソフト面でのキメ細かなケアを行うことも重要なことです。 そのためには、音楽療法がどんどん普及して、 音楽療法士が活躍できる社会になってほしいと思います。
最終更新日
2010.10.13 14:08:24
音楽療法を学びたいという人が年々増えてきており、 音楽療法士の資格を取るための学校も増えています。 多くの学校では、音楽療法士の資格のほかに、 ホームヘルパーの資格も取れるようになっています。 音楽療法士の資格を取得するコースでは、 主に2年制となっている学校が多いようです。 1年目のカリュキュラムとしては、音楽心理学や音楽教育学、 ギター、音楽療法概論、音楽療法基礎、児童音楽療法など、 児童に関わる音楽や、精神科音楽療法、高齢者音楽療法、 老年医学、歌唱伴奏法、精神医学、心身医学、発達心理学など、 障害者や高齢者に関わる音楽や、音楽療法に必要な心理学、 発達心理学などを学べるようになっています。 2年目では、日本歌謡史、応用民族音楽学、器楽、三味線、 即興演奏、ロールプレイング、集団力動、集団音楽療法、 臨床実習、インターンシップ、リハビリ学、精神科障害学、 臨床心理学、社会福祉概論、児童障害学、民踊など、 介護に関わることについても学べるようになっています。 学校によって学べる内容やコースもいろいろあり、 他に通信講座などもあるので、 音楽療法について興味があるという人は、 いろいろ調べてみるのもいいと思います。
最終更新日
2010.09.03 10:28:55
日本音楽療法学会は、2001年度に発足して以来、 音楽療法に関する数多くの学会などを開催しており、 今ではたくさんの人たちから支持されています。 そして、医療施設や高齢者施設での音楽療法は、 医学界でも大いに注目されるようになりました。 高齢者の音楽療法では、セラピー、レクリエーション、 アクティビィを明確に分けることが必要とされること、 脳血管障害に伴う治療では、 聞く、話す、読む、書くの失語症の障害のことや、 メロディが識別できないなどといった失音楽症のこと、 言語のリハビリに対する音楽の補助的使用についてなど、 学会ではさまざまなテーマを取り上げています。 また、音楽療法士の国家資格化についての協議も進められており、 音楽療法がますます認知され、発展することが期待されています。
最終更新日
2010.08.03 17:53:52
音楽療法は、ホスピス・ケアの生活の中でも、 大きな影響を与えるといわれています。 人は誰でも、それまで生きてきた人生の中で、 心に残る歌や音楽があると思います。 ホスピスにいる患者さん達も同じで、 人生の思い出となる歌や音楽があります。 生命の危機ともいえる状態にある中で思い出す音楽というのは、 旅立ちの時にきっと大きな癒しになると思います。 現在、日本で末期がんの患者さんのいるところでは、 非常に短い時間しか残されていません。 その中で音楽を通してケアするということは、 患者さんが望むタイミングで音楽療法が提供できるのか、 その療法をまた患者さんが受けてくれるのか、 ということも考えなければなりません。 ホスピスを利用されているがん患者さんは、 平均在院日数が一ヶ月前後しかありません。 入院患者さんの半数以上は、 一ヶ月以内で死亡退院してしまいます。 そうすると、音楽療法として治療に関わる期間となると、 わずか2~3週間しかないということになります。 週1回のペースだと、回数で言えばせいぜい2~3回となり、 十分な音楽療法を提供することが難しいというのが現状です。
最終更新日
2010.07.02 17:15:33
音楽療法に使えるモーツァルトのCDがあります。 この音楽療法CDは、患者別に種類が分かれているので、 症状に合わせてどれを聞かせるものを選ぶことができます。 ・脳神経系疾患の予防 聴力や耳鳴りの予防や改善、味覚異常や視力低下なども予防、 アルツハイマー、パーキンソン病の改善、老人性痴呆症、 難聴などに効果があるといわれています。 ・血液循環系疾患の予防 高血圧、心筋梗塞、動脈硬化、脳梗塞などの症状、 便秘の改善などの効果があるといわれています。 ・免疫系疾患の予防 免疫物質の分泌が高まり、病原菌を撃退する力が増したり、 活性酸素を押さえてくれるので、感染症や膠原病、 アトピーなどの予防に効果があるといわれています。 また1枚のCDの中には1から5までのステージに分かれており、 「挑戦」「決意」「歓喜」といったイメージがつけられています。 それぞれのステージでどのように音楽を聴けば、 より高い効果を得られるかなどといった解説も付いています。
最終更新日
2010.06.02 16:09:30
音楽療法が、実際の医療現場でどのように取り入れているのか、 その一例を紹介してみます。 ある病院では、毎週土曜日にコンサートを開いています。 いろいろなミュージシャンを招いて、2回のステージを行います。 1回は、ホスピスの患者とその家族に向けて、 もう1回は、入院患者と地域住民に向けて行われ、 すべて無料で鑑賞することができます。 ホスピス患者を対象としたコンサートは、 ホスピス病棟内のラウンジに患者さんと家族を集めて行われます。 入院患者と地域住民に向けて行われるコンサートは、 病院のロビーを開放して行われます。 患者さんの中には、車椅子に乗った人や、 可動式ベッドで演奏に耳を傾ける人もいるそうです。 時間にすればわずか30分ほどのコンサートですが、 患者さんの中には、もしかすると、これが演奏を聴く最後の機会に なる人もいるかも知れませんし、 ミュージシャンにとっても、そんな患者さん達の前で演奏するのは とても貴重な体験になるのではないかと思います。
最終更新日
2010.04.28 14:04:08
音楽療法士は、認知度はかなり上がってきていますが、 仕事の求人という面ではまだまだ少ないと思います。 また、正社員としての勤務ではなく、 非常勤や派遣として働く場合が多いのではないでしょうか。 老人保健施設などの高齢者施設や、精神科の病院、養護学校、 一般病院のリハビリセンターなどが主な求人先となっており、 収入の面では、音楽療法士だけで稼ぐということは、 それほど期待できないと思います。 どちらかと言えばボランティア的な感じが強いようです。 たとえば、非常勤として福祉施設でセッションを行うと、 1回数千円から1万円ほどの報酬になるといわれています。 日本の場合はまだまだ福祉の現場が多いのですが、 アメリカやドイツなどの音楽療法の先進国では、 有効な治療手段として認められており、 さまざまな場所で活躍している人が多いそうです。 世界的に見ても、音楽療法に対する関心と理解は広まっており、 ストレスの多い現代社会では、これからますます音楽療法士が 活躍できる場が多くなっていくのではないかと思います。
最終更新日
2010.03.26 17:18:21
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