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アルゴリズムの時代(スポンタ通信 2.0)
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2007年05月11日 楽天プロフィール Add to Google XML

アルゴリズムの時代05:アルゴリズムの概略
[ アルゴリズムの時代 ]    

アルゴリズムがプログラムに関わる難解な概念であり、素人には理解できるものではない。とのご指摘をいただいている。

たしかに、狭義のアルゴリズムはそのようなものかもしれぬが、私はあえて、「コミュニティーの意思決定・代表決定のやりかた」とシンプルに捉えたい。

そして、その意思決定・代表決定のやり方によって、意志や代表が変わってくる。
その恣意性を認識しつつ、提出された意志や代表を勘案すべきであるというのが、本論の主旨。

その恣意性を認識するには、「多様なアルゴリズムを並存」させなければならぬ。


というのが、今後のインターネットにおける重要な視点である。



さて、「多様なアルゴリズムの並存」を、私が独自に導いたと思っている方がいるとするならば、それは買いかぶりである。

私は、20年ほど前に、「多様なアルゴリズムの並存」に出会っている。

それは、他でもない、当時画期的であったヤマハのシンセサイザーDX7である。

当時のプロフェッショナルなシーンでのシンセサイザーは、イミュレーター、プロフェット5、カーツウィルなどが主流であり、いずれも、数百万という高価なものだった。

そこに20数万円という画期的な価格で登場し、プロフェッショナルも利用したのが、ヤマハのDX7である。


キボド01.gif




このキーボードの上面には、アルゴリズムの表が書かれていた。
このキーボードの音源はFM音源(周波数変調)といい、オペレータという発信・変調する回路を組み合わせることによって、音色を変えるという。



キボド02.gif




DX7では、32種類のアルゴリズムを並存させ、多彩な音色を誇っていた。
特に、金属を叩くような打撃形の音色はきらびやかで、PCM音源が主流になった今も、音源として使われている。



当時の私は、DX7のパンフレットを睨みながら、アルゴリズムについて理解しようとうなっていた。
楽器店に行って、触って音色を確かめても見た。
「欲しい」。買うと願った楽器だったが、極端な品薄で、予約しても、数ヶ月待ちという状況。せっかちな私はコルグの別のキーボードを買ってしまい、結果、DX7には縁が無かった…。
とはいえ、私の脳裏には、アルゴリズムという概念が理解できぬ難解なものとして、印象に残ったのである。



考えてみれば、コミュニティーがコミュニティーとして存在するのは、内と外があるからであり、コミュニティーがその求心力を求めるならば、何らかの「意思表示」や「代表」を選出・抽出しなければならない。

しかし、コミュニティーが、そのために有効なコミュニケーションツールを持っているとは限らない。


コミュニケーションツールの種別をアルゴリズムと私は呼んでいるが、その代表的なものは、次の3つだと考えられる。


アルゴ_02.gif

フラット、ツリー、ヒエラルキルの3種に大別されるアルゴリズムだが、それぞれに一長一短があり、どれか一つをとって理想とすることは妥当ではない。

最近では、「フラット化する世界」と論ずるアメリカ人ジャーナリストもいるので、フラットが理想であるかの幻想をもたれる人もいるかもしれぬが、フラットなコミュケーションの欠点は多い。

つまり、フラットなコミュニケーションでは、クレーマーを制止できぬし、ボピュリズムに陥りやすい。また、フラットであることにより、個の相対価値は低下し、コミュニケーションそのものが促進されない場合が多い。

アルゴ_3フラット.gif

よく教室で先生が、「みんなで話し合ってください」と言っても、誰も話し合わないが、「隣の人と話し合ってみてください」と問いかけると、みんなが話し始める。そんな状況を想起すれば、フラットなコミュニケーションの弊害を理解していただけるだろうか…。



アルゴ_01.gif

ここでは、アルゴリズムを概観してみた。

閲覧者のみなさんの理解が深まれば、幸いである。

07sponta




Last updated  2007年05月11日 21時23分00秒






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