テーマ:機械式腕時計を語ろう(345)
カテゴリ:時計雑記
写真は、標準モデルでも20万円オーバーで販売されている某ブランドの時計を裏から見た様子です。シースルーバックになっていて、中の機械が見えます。この機械は、熱心な時計ファンならパッと見で直ぐにお分かりになると思いますが、スイスのETA社製「Cal.6497」の中華コピーです。 この手の中華コピー機械を載せた機械式時計と言えば、一般的には数千円から数万円、少なくとも5万円以上で売ったら、ほとんどボッてるとしか言えない代物です。ネタや冗談のオモチャ感覚で買うならともかく、人に見せて自慢できる物ではないというのが、時計マニアの間での常識的な評価です。 この時計が、20万円超で販売され、且つ何人もの日本人有名人も着用するほど人気なのだそうです。 「【有名人・芸能人】愛用腕時計」 日本人も舐められたもんです。ってか、これを自慢げに着用してる有名人って、時計の事なんて何にも知らないんだなって思います。 いやぁ、デザインは面白いと思うんですよ。でも中華ムーブメントはナシでしょう。噂によるとこのブランドの時計は故障が多く、修理も困難だと聞きます。それに、20万円超の時計で、本物のワニ革ではなく、型押しの牛革ベルトを使うなんて、バカにしているとしか思えません。 20万円超の小売価格なら、本物のスイス製「Cal.6497」を使って、本物のワニ革ベルトだって付けられる価格帯です。価格設定がメチャクチャです。 まぁね、ブランドのマーケティング戦略の勝利とも言える人気だと思うのですが、マーケティング戦略だけで中身を伴わない時計なので、流行が過ぎれば二束三文です。 気を付けましょう。 [本物の時計ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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