テーマ:パイプたばこを吸おう(1795)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
オルスボのシリーズで最後に残っていた「チェリー」を今回はレポートします。全体的に上手に作られた着香煙草として、割りと良いイメージを私はオルスボのシリーズに対して持っているのですが、今回の「チェリー」はどうでしょうか。 開封時の香りは、典型的なチェリー着香のそれで、やや酸味が強めでしょうか。カットは、細かいリボンカットとラフカットの混合で、湿気は普通です。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、予想していたよりもマイルドなチェリーの味と香りが来ました。味にも香りにも角張った部分がなく、かなりの円やかさで、取っ付きやすい雰囲気です。酸味は強い方だと思うのですが、舌を刺激するような類ではなく、上手く煙草の軽快感に貢献しています。内容的には大変にストレートなチェリー味で、それ以外の部分はほとんど感じ取れないのですが、決して嫌味なドギツさがなく、楽しみやすいチェリー着香になっていると思います。 火付きと火持ちは良いです。かなり燃えやすい雰囲気があるので、過燃焼には気を付けたい所です。 喫煙中盤を過ぎてくると、徐々に着香成分が抜けてきて、ベースの煙草の味が見えてきます。それは安いパウチ物の煙草にしてはシッカリしていて、余りスカスカ感はありません。甘味豊かな上質の煙草とまでは行きませんが、それなりに煙草としてちゃんと成立しているだけの味わいはキープします。 そうして徐々に着香が抜けて行きつつ喫煙終盤になり、そのまま喫煙終了。後味には意外にチェリー着香が残らなかったのですが、残り香はソフトなチェリーでした。 全体的に見て、嫌味にならないマイルドなチェリー着香と、ベースの煙草の味を殺さない絶妙な匙加減が印象に残る欧州系着香煙草でした。強いチェリー着香だと、どうしても人工的な薬品感が出てしまう事が多いと思うのですが、このオルスボ「チェリー」はそういう感じがなく、チェリー着香の中でもかなり良い仕上がりになっていると思います。 チェリー着香というのは、パイプ煙草の中でも定番の着香ですが、今回のオルスボ「チェリー」はその中でもオススメしやすい上手く出来た煙草だと思います。或いは、チェリー着香煙草の入門用にも良いかも知れません。 [楽しみやすい煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.08.23 17:01:45
コメント(0) | コメントを書く
[パイプ煙草インプレ] カテゴリの最新記事
|
|