テーマ:パイプたばこを吸おう(1804)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ピーターソンのパイプ煙草としては少数派のラタキア物に今回は挑戦します。「オールドダブリン」です。ダブリンは言わずと知れたピーターソン社の母国・アイルランドの首都ですが、その首都名を冠する銘柄という事で、今回の煙草に対するピーターソン社の気合が伝わります。果たして、どんな煙草なのでしょう。 開封時の香りは、軽い系統のラタキア臭ですが、微妙に糸を引くような腐敗臭もあります。この匂いからだけだと、割りと普通のラタキア物のようです。カットは細かいリボンカットとラフカットの混合で、湿気は普通でしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、予想よりもソフトで軽いラタキア味が来ました。やや漬物的な酸味があって、それが全体の喫味を軽くさせているように思われます。軽い出汁系のコクに軽い甘味、ボウルトップからのラタキア臭も非常にライトで、薄っぺらい感じはありませんが、かなり取っ付きやすいラタキア物に仕上がっています。 もっとも、「ラタキア物」という言葉から想像させる喫味の範疇から外れるような要素は全くなく、そういう意味では非常にオーソドックスなラタキア物です。 火付きと火持ちは良好です。また、普通に吸っていれば燃え過ぎる気配もありませんので、テクニック的に吸いやすい煙草だと思います。 喫煙中盤もソフトでライトなラタキア味が続きます。やはり軽いですが微妙にチクチクする舌への刺激があって、それが退屈にならない喫煙を演出しています。この辺の匙加減はかなりイイ線を行っているように思います。 喫煙終盤も喫味の変化はありません。ちょっと飽きるかなぁ・・・。ソフトなので常喫向きでもあるとは思うのですが、そこそこに味わいはあるので、淡々と無意識に吸い進んでいくという程でもありません。 という事で喫煙終了。後味は軽めのラタキア味で、残り香もソフトなラタキア臭でした。 全体的に見て、薄っぺらい訳でもないですが、ソフトなタッチのラタキア味で、比較的吸いやすい煙草でした。味の内容としては、ラタキア以外の部分は全く感じられず、そういう意味ではオーソドックスなラタキア物だったと思います。 う~ん、上手く作られているという雰囲気があって悪くはないとは思いますが、明確に特徴付けるような際立った部分はなく、割りと没個性的です。軽くラタキアを楽しむ選択肢としての存在価値はありますが、これでないとダメというような銘柄でもなさそうです。 ・・・まぁ、私がラタキア好きのパイプスモーカーではないという事を差し引いて考えて下さい。m(__)m [薄っぺらい感じのない煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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