テーマ:パイプたばこを吸おう(1803)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
今回レポートするのはソラーニの「ゴールド779」です。ソラーニの煙草を吸うのは久し振りなのですが、これまで吸ってきた銘柄はどれもなかなかの出来だったと記憶しています。今回の「ゴールド779」は、日本で販売されているソラーニ銘柄の中では唯一のラタキア銘柄のようです。果たして、どんな煙草なのでしょう。 開封時の香りは、典型的な鰹出汁系ラタキア臭ですが、ちょっとドライでライトな方向性です。それと、その匂いの中に明らかに酸味があります。カットは適度な大きさのリボンカットとラフカットの混合で、中にはリボンカットまで解しきれていないブロークンフレイクも混ざっています。湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時の香りと同じ方向性のドライでライトなラタキア味が来ました。また、その味と香りに微妙に果物系の酸味があって、非常にマイルド且つソフトで吸いやすいラタキア物になっています。開封時の香りの強さから考えると、もう少しガツンと味が攻めてくるかと思ったのですが、どうも果物系の酸味が全体に程よくブレーキをかけているようです。 火付きと火持ちは普通、もしくはやや悪い位だと思います。燃え過ぎないので、無理に火種を維持しようとしない限りは、比較的安心して楽に吸えると思います。 喫煙中盤も同じ喫味が続きます。う~む、この煙草、果物系の酸味が良い仕事をしています。確かにラタキアの煙草なのに、それを忘れさせるくらいに軽快で吸いやすく、且つそれなのに薄味という訳でもありません。吸い込んで行くと、少し舌にピリッと来る刺激があるのですが、それも良いアクセントになっています。 喫煙終盤も同じ喫味が続き、そのまま喫煙終了。後味は酸味で抑えられた出汁系のコクが残り、残り香は軽いラタキア系でした。 全体的に見て、ラタキア物でありながら果物系の酸味で軽快に仕上げられた吸いやすい煙草でした。開封時の香りに怯まずに吸ってみると、ラタキア初心者でも非常に吸いやすい煙草だと思います。酸味を生かしたラタキア物というのは、今まで吸ってきた中にはなく、自分としては非常に新鮮な喫煙になりました。 ラタキアに重厚さを求める方には向かいないかと思いますが、私には非常に好ましい煙草でした。軽いタッチで「ながら喫煙」や常喫にも向いた煙草だと思いますので、軽快な煙草がお好きな方はお試しになってみると良いと思います。 [程よい煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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