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カテゴリ:マイマイ新子
(その3からの続き)
敷地に入ってすぐ、我々を待ち向けていたのは、ご覧のモダンな建物。時代を感じさせる丸い窓がかわいい。 配管のアーチをくぐり、いざ社宅へ。 途中にも、入り口と同じような家が数軒。いいなぁ、ああいう家住みたいなぁ。オール電化&ネット環境完備なら(笑)。 旧カネボウ工場入り口前。今は主にポリエステルを作っている工場になっているとの事。本編ではこの辺りで紙芝居をやっていたそうな。 今も鐘紡のテントが。 そしてついに最終目的地、貴伊子ちゃんの家へ。 本編にも登場したモニュメント。ほとんど当時のまま。 かなり錆びついちゃってるけど、ブランコも健在。ということは位置的に…、 ここら辺にクマがいたわけだ。その隣の家には…、 ついに、貴伊子ちゃんの家発見!! …って、空き地かい!! うーん、本編どおりのシャレたお家を期待していただけに、ちょっと残念。参加者のどなたかが「コレ、ARコードで家が出せたらいいんじゃね?」と仰られていたが、個人的にいいアイディアだと思ってしまった。 その手の技術に明るい方、次回開催のために一肌脱いでいただけませんか? さて、終わり頃になってようやく止みだす、空気読めない子ちゃんの雨に軽くイラッとしつつ、全工程を終えた一行が向かった先は、 ご存知「ロックシティ防府」。 到着してすぐ、一般客はまず入れない会議室に通された我々を待っていたのは、両手でも抱えきれないほどの、記念品の数々。 完歩証。 シールにバッジ。わーい、なぎ子ちゃんだー。 さらに、FMわっしょいアナウンサーの方のお母様が、一つ一つ手作りしてくださったという金魚。また、写真には撮ってないが、新子ちゃんの特別住民票も参加者全員に手渡され、歓喜の声が上がった。 その後、監督のありがたいお言葉をいただき、無事に全工程終了。クタクタの身体にこの上ない満足と充実感を秘めたまま、帰路に着いた。 さて今回、防府の町を実際に歩いてみて思ったが、このイベントはいわゆる「聖地巡礼」の類ではなく、新子ちゃん達が確かにここに存在し、遊び、駆け回り、笑いあっていたという事を、確認するためのものだったのではないだろうか。 きっと今も、誰かが草笛を吹けば、青い麦の海を元気に走る新子ちゃんと貴伊子ちゃんが、牛車の屋根を満開の卯の花で飾ったなぎ子ちゃんが、防府の町のどこかにいるに違いない。 緑のコジローや金魚のひずるのように、我々が想う限り、彼女達はこれからもあの町にいる。そんな事を人知れず考えてしまう小生は、やはり相当なロマンチストか?それともただの変態か?多分、その両方だろう。 本作の感想にも書いたが、この映画は美しい。その正体が、今回のイベントで少しだけ垣間見えたような気がする。 そんな美しい作品に出遭えたことは至上の喜びであり、それについて語らえるたくさんの方々と出遭えたことは無上の喜びである。ましてその人達と、作品の舞台となった土地をともに歩けるとは、もはや比喩する言葉すら見つからない、幸福な時間であった。 改めて、片渕須直監督と制作スタッフの皆様、本作の完成にご尽力くださった全ての人達、それから本イベント、前日の野外上映会、その他「マイマイ新子」に関わった全ての人達に、最大の敬意と感謝の捧げます。 みなさん、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。 …相変わらず、何のまとまりもない締め方だけども、とりあえず、これで「マイマイ新子探検隊4」報告は終了。 それではみなさん、次回「探検隊5」でお会いしましょう!! にょろーん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 7, 2010 10:11:48 PM
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